高い山に登ってみたら  邦画

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18歳ぐらいから本格的に日本映画を見始めた。
当時はキネマ旬報の批評が面白く、映画の道案内をしてくれた。

とりわけ佐藤忠男のオーソドックスに評論はためになった。
しかし、10年ぐらいを経過すると白井佳夫編集長がかわり評論家の言うことは信用しなくなった。
自分の好みが色濃く出てきたこともある。

「おかあさん」は私が生まれた当時の家庭劇である。
貧しい時代の「カサカサ」感がそれなりのユーモアに包まれながら進行する。

主演の田中絹代がなかなかいい味を出しているし、母親に寄りかかる家族の面々も私の幼少期に経験したような気がする。

この映画を現在の目で見ても成功の部類だと思えるのは、ある種の冷たさというか社会批評が込められていることなのだと思う。

人が簡単に死んでいく、身内に自分の子供を養子として出す、等々・・・

現在・日本映画大学名誉学長「佐藤忠男」絶賛の日本映画である。

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現在、日本映画という高い山に登ったような気がしている。
もう見るべきものはほとんど残っていない。

どういう風に下山しようかとこの頃考えている。



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