No.026◆「愛怨峡」1937年・評価【4】 邦画
<トルストイの「復活」をモチーフに、溝口健二監督が山路ふみ子主演で映画化した幻の作品。温泉宿で若主人の子供を生んだ女中が、里子に出した子供を養うために女給をしたり、漫才コンビを組むなどして奮闘する姿を情緒あふれる映像で綴る。>
フィルムの状態は良くないが、内容はすばらしい。
私はつい最近まで、人の相性のようなものはあまり関係ないものとして、生きてきたように思うのだが、あるきっかけで、実はとっても大切なことではないかと思い始めている。
人と人の縁は、やはり「相性」、馬が合うということであり、それがきっかけで辛い世間を乗り切ることも出来るのではないかという風に思わせているのがこの映画の良さだと思う。
昭和12年のこの映画の中に込められた、生きることのすばらしさ、そして女の自立が見事に描かれている。
特に山路ふみ子、河津清三郎の漫才シーンは目を見張る。

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フィルムの状態は良くないが、内容はすばらしい。
私はつい最近まで、人の相性のようなものはあまり関係ないものとして、生きてきたように思うのだが、あるきっかけで、実はとっても大切なことではないかと思い始めている。
人と人の縁は、やはり「相性」、馬が合うということであり、それがきっかけで辛い世間を乗り切ることも出来るのではないかという風に思わせているのがこの映画の良さだと思う。
昭和12年のこの映画の中に込められた、生きることのすばらしさ、そして女の自立が見事に描かれている。
特に山路ふみ子、河津清三郎の漫才シーンは目を見張る。

