No.031◆「歩いても歩いても」2009年・評価【1】  邦画


<『誰も知らない』の是枝裕和監督が原作・脚本を手掛けるホームドラマ。良多は妻と息子を連れて実家を訪れる。時を同じくして姉の一家も帰省し、横山家には久しぶりに笑い声が響くが…。主演の阿部寛、夏川結衣はじめ、樹木希林ら個性派キャストが共演>

夏川結衣のファンであるから、この映画を見ることにした。
若き日の夏川、もう少し細身で女優として美しさの絶頂にあったように思う。近頃はやや太り、お母さん役が似合うのも何となく哀しくもあるが、時々見せる女の部分が男心をそそる。

さて、この映画、玄人にも受け、素人衆にも受ける要素と完成度を持っている。
しかし、私としては実に不愉快な気持ちにさせられてしまうのだ。
私は、人が生まれ人が死んでいくのは自然と考える、そして家族という単位をあながち無意味だとは考えないが、どうしても必要だとも考えない。

映画の中に出てくる、ちょっとした嫁いびり、親子との葛藤、老夫婦の些細な喧嘩、それらは日常であることは誰もが知っているし、何となくそういうものが幸福の象徴のようにも思っているのだろう。

それを映画にして、楽しいのだろうか?
私には不愉快なものとしか映らない。

この意見は圧倒的な少数、いや、こう考える人はほとんどいないのかもしれないと思う。

人は自分の好きなように生きたいと思っているはず、しかし、年を重ねるごとにどうでもいい「世間のしがらみ」を背負うことになる。1人では寂しいとか、老後どうするとか、それでも、「自由」がいいと思っても罪はないのだろう。
いずれ1人で死んでいくとすれば、そして、いつか人々から忘れられていくのだから・・・

私はどうしても墓参りが好きになれない。
「想い」を形に残すべきではないとずっと考えている。

私はそうやって死んで生きたい。
その意志をついでくれる人を早急に探さなければならないのだか(笑)。

クリックすると元のサイズで表示します
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ