No.034◆「情事の履歴書」1965年・評価【3】   邦画


<東北の寒村で育った純情な娘・加代は、雪の中でチンピラに暴行され、彼女は逃げるように上京するが、人買に捕まり、売春宿で働くことに。加代は男たちへの復讐を誓い、法に触れることなく抹殺する計画を実行する。強いテーマ性を持って描いたエロス。>

ベルリン国際映画祭での受賞、ファンとしたら嬉しいが、妙な感慨もある。
また見ぬ映画だけれど、彼の映画が評価されるのは何か世界中の閉塞感が、そうさせているようにも思える。
いずれにしても、久しぶりに見たい映画の出現にわくわくした気持ちである。

さてさて「情事の履歴書」例によって女優に猛烈な場面を強要するところがあるが、これはこれで必要だっただろうという感じは持っていますね。
雪の中を全裸で突っ走る場面、見ているほうが冷え冷えしてくるが、全体に流れる「情」のようなものに救われるのも、また事実なのです。

1人の不幸な女の生い立ち、生き様の激しさは、若松らしい乾いたタッチと不思議と合うのだ。
ピンク映画というジャンルだけど、ほとんど性的な興奮は無縁の、社会映画になっている。
「国辱映画」は意外なところにファンを作っているはずなのだ。


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主演女優が意外と美人。
脇を固める男優陣、名前は知らない人ばかりだが、なかなかいい。
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