No.071◆「あの丘越えて」1951年・評価【3】   邦画


[『君の名は』の劇作家・菊田一夫の原作を、数々のひばり映画を手がけた瑞穂春海監督が、美空ひばりと鶴田浩二の主演で映画化した青春ドラマ。汚れを知らぬ野性の少女と素朴な青年の愛と涙の物語が、高原を舞台に綴られる]

それにしても美空ひばりの映画の心地よさは何だろう?
話はかなり古めかしい「母もの」に近く、子供のひばりが大人の世界に否応なく入り込んでいくといすじ。
そして、その途中お決まりの歌のシーンが入ってくる。
天才ならではの歌のうまさは遺憾なく発揮され、その部分だけでも涙が出るほど感動してしまう。
女優としてもなかなかのもので、大いに楽しく作られている。

私は後年アイドル映画を数多く見ているが、美空ひばりとの違いは圧倒的な歌唱力の差だということを改めて認識した。

極論を言うと映画の筋なんかどうでもいい、もっともっとひばりの歌を聞きたくなった。

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