2008/11/21  7:57

京阪中之島線、一日平均利用客数が予想より下回る  Keihan E.R. -Trains-

写真はいつも後の電車に乗るので「見てるだけ」の枚方市始発の準急中之島行。
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(2008年11月4日。京阪本線枚方市駅)

プレスリリースには工事費軽減の話しか出てないのだが、新聞各社の報道によると京阪中之島線(天満橋ー中之島)の平日一日の利用客数が当初予想の8万人の4割の3万人にしかならなかったらしい。

京都新聞:中之島線4駅の乗降客数、目標下回る 開業1カ月で京阪社長会

内訳は京阪本線からの転移が1万人、新規利用客数が2万人ということで、思ったより新規利用客数が伸びてないそうな(ちなみに北浜駅、淀屋橋駅の乗降客数は16万人ほど)。
頷ける話ではある。沿線を通る中之島自体、再開発中という事やビジネスの街ということもあってそう住民がいる訳ではないし(ちなみに人口750人前後。但し大規模タワーマンションの計画も進んでいて実現すれば2020年には8,000人以上になると予測されてはいる)大阪国際会議場(グランキューブ大阪)リーガロイヤルホテルなどを除き大規模な集客施設もない。更に北に向かって15〜20分も歩けば大阪駅や北新地駅、JR環状線の福島駅などに達する。更に大江橋駅・なにわ橋駅からはほんの2、3分で地下鉄の乗り換えにも便利な淀屋橋駅や北浜駅に達する。
更に京阪の側にも要因はある。中之島線開業に伴って大幅なダイヤ改定を行なったはいいのだが、枚方市以東の京都方面から中之島線へ直通する先着の電車(快速急行)は昼間ダイヤで1時間に2本しかない。それに対して従来の淀屋橋へは4本、更に中之島線へ向かう快速急行を枚方市で枚方市始発の特急に乗り継げば6本になる。
また特急に乗って「京橋で中之島線の電車に連絡します」とアナウンスされても安心してはいけない。特急が京橋に滑り込んでもそこに中之島行きの電車はいない。やはり昼ダイヤの場合、平日ならば守口市あたりで抜いてきた後続の区間急行、休日だと枚方市始発になると枚方市で接続した後続の快速急行しかない。接続時間は数分だ。当然天満橋駅で乗り換えても同じ時間だがこちらは階段を上り下りしなければいけないので少し手間はかかる。昼間ダイヤの場合、京橋駅で同じ時間に対面乗り換え出来るのは普通と区間急行(平日だと接続していない時間がある)及び普通と快速急行のみなのである。
更にだ、京阪はラッピングトレインを走らせてでもPiTaPa利用を訴え続けてきた。ま、それなりに利用者は増えているのだが(筆者もサービスインしてから間もなくからずっと利用している)中之島線開業に伴い問題が発生した。1ヶ月定期相当の割引サービスである「区間指定割引」がそれだ。
この区間指定割引、区間を指定して(例えば筆者なら枚方市ー淀屋橋)1ヶ月(1日〜末日)の利用額が定期券相当額を超えても1ヶ月定期券額を上限とし、定期券額以下ならその運賃しか払わなくていいサービスで、定期券相当額の値段を超えた月が増えれば増えるほど京阪百貨店やコンビニエンスストアのアンスリー(但し京阪沿線のみ)などで使える「おけいはんポイント」(要はマイレージだ)が貯まりやすくなり、(現時点では)6ヶ月続けると6ヶ月定期券以上の料金が(ポイントで)還元されるという京阪お勧めのサービスである。ところが定期券や回数券を使用した場合には大江橋駅と淀屋橋駅及びなにわ橋駅と北浜駅と相互に利用できるのだが、PiTaPaを使うとどちらかしか指定できないのである。具体的に言えば筆者は枚方市ー淀屋橋を区間指定しているのだが、大江橋を使った場合には天満橋ー大江橋間の料金が別途にかかるという全然嬉しくない状況に陥ったりする。
京阪としては京橋で乗り換えるJR東西線の客を中之島線に取り込みたいようだが、さてさて上手くいきますかどうか……。

京阪電気鉄道の上田成之助社長は17日の定例会見で、開業からほぼ1カ月となる中之島線4駅で10月(平日)の乗降客数が1日約3万人と目標の8万人を大幅に下回ったことを明らかにした。乗降客増加のため、中之島でイベント開催や開発の推進にさらに注力する方針を示した。
京阪本線からの定期利用の移行が見込みより約2万人少なかったことや、他社線利用者の通勤定期更新時期がまだ来ないことなどが影響しているという。
上田社長は、中之島線建設で当初約1,500億円を予定していた総事業費が工事の早期化に伴い約200億円削減できたことも明らかにし、「新線開通ですぐに乗降客が増えるわけでなく、長期的なビジョンでみている。中之島の開発が進み、施設が充実すれば乗降客の増加は期待できる」と話した。
 また、京阪電鉄とJR西日本が交通渋滞緩和のため、東福寺駅(京都市東山区)で実施している相互乗り換え推奨事業の強化も表明。京阪東福寺駅のホームの一部約34平方メートルをJR西に賃貸し、JR側のホームを拡幅して観光客がスムーズに利用できるようにした。




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