2006/1/11  23:31

97敗、黒字。楽天イーグルスの一年  Book Review

97敗、黒字。楽天イーグルスの一年(神田憲行・著/朝日新聞社)を読了。
朝日新聞社の出している月刊誌「論座」に連載されていたものを大幅加筆修正されていたもの(だそうで、私は読んでない)で、狗鷲の3月から10月までを選手のインタビュー(平石・藤崎・金田・根市・坂・一場)と楽天のスタッフ、ゴールデンエンジェルスの荒井しおり嬢、応援団(関東荒鷲会の岡野氏)、そして三木谷オーナーのインタビューを通じて「何故、狗鷲は97敗し、しかし黒字を上げたのか」を解き明かしていこうという本。
色々と印象には残ったのですが、この本で一番の背筋が凍る思いがした箇所は山下大輔二軍監督(現編成本部長)の
たとえば 三拍子揃ってそこそこできても、1軍のレベルではないという選手がいたとしますね。そういう選手は1軍は無理でも2軍で使い勝手が良いから重宝するんです。(途中略)そのために置かれている選手も当然います。(途中略)残酷かもしれないけれど、実際、2軍はそういうところなんです。
(7月 山形・天童に期待する将来p.125)

一見して(グラサンをかけてなければ)優しそうでオヤジギャグを飛ばし、奥さんが「悪口を言ってるのを見たことも聞いたこともない」、ボンボン(と言っては失礼だが)息子の「大ちゃん」こと山下氏から出た言葉((;゚Д゚)ガクガクブルブル この時には単に「選手だけ」に向けた言葉だったのかも知れませんが、これはコーチや監督、そして経営にも向けた言葉なのかも知れません。だって彼、山下氏は実父が作り、実兄が現在社長を勤めるリネンサプライの大手、ヤマシタコーポレーションの大株主の一人なのですから……。そういう意味でプロの厳しさを感じる言葉でした……。野球をするプロ(監督・選手・コーチ)、そして経営をするプロ(オーナー・スタッフ)のせめぎ合いを知るのにお勧めかもしれません(-_-;)




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