2006/2/7  22:21

あの戦争は何だったのか  Book Review

あの戦争は何だったのかー大人のための歴史教科書ー(保坂正康・著/新潮新書)を読了。
筆者は今回、「太平洋戦争の総括」について記述している。だから「南京大虐殺」とかも出てこないし、満州事変も流れとしてしか触れられない。太平洋戦争に至った経緯。そしてどこが本当に太平洋戦争を欲したのか、太平洋戦争はどこが着地点のつもりだったのか……。それを解き明かしていく本である。
この本を読んで誰が言ったかは失念したんだけど「太平洋戦争は絶望の戦略」だとはよく言ったものだ……ということをふと思い出したのだが、結局、最初から最後まで日本は「戦略」や「情報」という分野(大体、日本は快進撃を続けていた時点で「どうやって講和(というかアメリカが屈服)するか」すらちゃんと練っていなかったらしいorz)でアメリカに負け続けていた、ということがよく分かったのは言うまでもない(-_-;)

この本で特に印象が残ったのは開戦前、「アメリカに石油の輸出を止められて日本に石油がそんなにないのなら」と民間貿易会社が石油合弁会社を作ろうとしたら軍の圧力で止められてしまったという話。国内からして「戦争に(わざわざ)仕向ける努力」がなされていた話ってわけだ……。




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