
3月17日
関東圏では珍しいカーリング体験が出来るという
相模原市渕野辺の銀河アリーナに行ってきた。
シーズン中は月に2回、参加費は2日間で2000円とのこと。
様々な競技の練習がひっきりなしに行われている、
通常営業の終わった後のスケート場でやっている。
その日も、何の競技かはわからないが大勢の学生が出てきた。
先生方含めミーティングしていたその脇で、
カーリングの受け付けが机を出してひっそりと行われていた。
急な申し出にも関わらず、
見学やミニ取材をOKしてくれた神奈川県カーリング協会の方々には、
ここでお礼を述べておきたい。ありがとうございました。
ちなみにこの日、TV神奈川の取材のチームも
カメラや三脚を用意して来ていた。
負けたくないなあとか思いつつ、
ボイスレコーダーやビデオカメラやデジカメなど
何も持たずに直行したため、勝てるはずもなく・・・。
来週の木曜日21:30からTVKであるらしいので比べてみてください。
ということで20時45分、
アリーナがあるその大きな公園自体は
真っ暗でかなりがらんとひっそりしていたが、
この建物のロビーは、掃除人のような装備の人がひしめき、熱気があった。
ジャージと内履きに着替えてリンク脇に集合するのだが、
リンク脇を通ると、丁度ストーンを倉庫から運んで来ていた。
ストーンは氷の上に常駐させなければいけないんじゃなかったっけ
とか思ったが、まあ仕方ないな。
スケートの後ということで、マシンによる製氷作業ののちに
急いでペブリングをしていた。
アイスをよく見ると、青森のスポーツ会館とは多少異なり、
突起が粒状にならずにヒモ状になっているところもままあったが、
広さも時間的な問題もあるためある程度は仕方ないだろう。
ハックが板についたものを氷にドリルで打ち込んでいた。
平行に4〜5レーンのほかに、
サイドには縦にもそれぞれ1レーンつくっていた。
40mを半分にする形でもハックは打ち込まれ、
大人数の希望者をできるだけ受け入れたい協会の心持ちも
いくらか現れているようだった。
予定数いっぱいの80名ほどの参加者は、
その準備やペブリングの期間にリンク脇の休憩室で説明をうけた。
場所は平成3年1月に出来た市立公営のスケート場で、銀河アリーナ。
10年前頃から、トリノ五輪の解説をしていた小林氏や、
長野女子監督の小川氏らの指導で、
カーリングを普及させていて、その流れで講習会は開かれている。
形としては相模原スケート協会にカーリング部門として設立されたそうだ。
関東・中部ブロックの中の神奈川ブロックという位置付けで、
神奈川では八十数名が登録しているといい、
登録してあれば大会に出場でとのこと。

さて、みっちり5分以上柔軟体操をし、21時からアイスに移動した。
さて僕は2日間の2日目にお邪魔したのだが、
昨日の復習としては、
◆アイス上を歩く。
◆壁を蹴ってのデリバリーの練習。
◆ハックポジションでのデリバリー。
といったところ。
本日は、
◆リリース
◆スイーピングの練習。
◆ミニゲーム
とのこと。
平日の夜間ということで残業等で急遽来られない人も多かった。
10班ほどに分けていたが、そのうちのひと班は、
昨日来られなかった人だった。
1回2時間の経験の差は大きく、同じ班ではできないそう。
しかしその班の方々もすぐに上達していった。
実は、40分ほどして遅れて来た若いスポーツマン風の男性が1人居たのだが、
彼もその班には加えられず、マンツーマンで習っていた。
40分でも差が開き、小さい子からオジサンオバサンまで
結構みな楽しんでいる。
とっつき易い競技だというのはこの辺にもあるのかもしれない。
さてリンクの周りを見上げると、ざっと数えて1200以上の座席があり、
天井もものすごく高い立派なスケート場だ。
きっとパンパシなんかも出来得てしまうんではないかとかちょっと思った。
月ごとの予約の段階では取り合い気味だそうだが、
銀河アリーナでは子供用の団体に優先的に枠を充てている。
ショートトラックやフィギュアなどもひしめくように予定が入っていた。
またホッケーはアイスを傷めるとホッケーの方々は考えており、
自主的に夜中に枠を取っているとのことである。
このカーリング講習の後の夜中はホッケーの予定も入っているらしい。
「まわりにプールはいっぱいあるので
せめてここは通年でアイスにしておきたいのですがね」
と言っていたスタッフの方の意見は、尤もだと思った。
さて出口に集まっているときに、
みんなのカバンに某5人のカンバッチが多いのに気がついた。
今週青森から戻ってきたが、ここは青森ではない。神奈川だ。
やはり彼女らの一挙手一投足はみんなまで届いていたのだと
あらためて思った。
講習会参加者が、
初めてグローブをはめた野球少年のように嬉々として
スライダーを着けているのを見るにつけ、
そこは説明してあげて欲しいなと思ったことがあった。
まあ間違える人はいないと思うが、選手は参加者とは逆で、
「滑る靴」を履いている事。
スライドする専用靴を履き、アンチスライダーを装着している事だ。
氷の上を躍動するスイープの姿は、
トリノなどの試合映像を見た際に興味を持ったところだったのだ。
さてそのスライダー。
講習会の人気が出てきて予約でいっぱいという参加者予定数が、
どうやらスライダーの数に限りがあるからということなので、
それは問題があるなと思った。
たしかに講師もブラシもストーンも余っているわけではないが、
広いここなら一考の余地はあろう。
布ガムテープを貼って参加してる方もいたので。
おしまい。文責LIVESTRONG


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