子供の頃、飛行機が好きでした。実物なんて見たころはありません。空を大きな音を出して飛んでいくのを見るのがせいぜい。見るのはもっぱら雑誌の写真。少年雑誌にでていたのは、ゼロ戦などの戦闘機。ゼロ戦に乗って空を飛ぶことを想像していたのですからあどけないものです。
そんな中、大きな出来事が発生したのでした。社会見学で、自衛隊へ行って、初めて見た実物の飛行機、それは衝撃的でした。プラモデルなども作り始めていたし、ゴム動力機で飛ばしたりもしていました。図解で見る飛行機は、精密機械そのものでした。
初めて見た飛行機は、プロペラが2枚で、羽根が上についていて、精密機械とは程遠く、どちらかというと、建物に分類されるような物体でした。飛行機への憧れは崩れ落ちて行ったのでした。中学生になって家のスーパーカブに乗り始めるころ、飛行機は、完全に頭から飛び去って行ってしまいました。

その時見たのは多分これだと思います。連絡機といっていました。比較的最近になって、これは、スチンソンL5と言うらしいことを知りました。
所沢航空博物館で撮った写真です。

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