4月20日、大佐渡山脈、ドンデン高原〜金北山縦走をした。出発前の事前調査は、市役所に数回の電話をするなど充分にしたつもりではあったが、実際は市役所からの情報とはずいぶんと違っていた。ドンデン高原に登る道路は9時にならないとオープンしないし、ドンデン高原から先は除雪をしてなく、車もドンデン山荘までであった。タクシーの運転手に聞くと、金北山の南方の白雲台からドンデンの駐車場まで戻るのに、料金は1万円を超えると言う。そこで相棒のSは、マトネを往復した後、車で白雲台まで行き、そこから金北山を往復するからガストンだけ縦走してくれという。Sには申し訳ないがお言葉に甘えさせてもらった。
ドンデン発9時20分。マトネの登山口で降りてきた夫婦と会う。昨日、金北山に登ったが、マトネから縦走してきた人がいたと言っていた。
出発が遅かったので、休憩もそこそこにマトネ頂上でSと別れ金北山に向う。稜線は夏道が出ており、雪の上を歩くことが思ったより少ない。が、やはり島の山、風が非常に強い。
実は、佐渡にはプラブーツ、アイゼン、ピッケルなど完全冬山装備を持ってきていた。これだって市役所の職員が、雪がたくさんあるので冬山完全装備で登ってもらいたい、と言ったから用意してきたのだ。すると相棒のSが「一緒にいる俺が恥ずかしいから、その装備で登るのはやめてくれ」と言う。確かにこの雪の状態ではトレッキングシューズとスパッツが正解ですよね。
コースはアップダウンが多く、金北山に近づくにつれ雪の上を歩くことが多くなってきた。昨日のトレースが残っていたので少しは楽だった。結構のヤブコギもあるのだが、県境で鍛えた私には苦にならなかった。コース全般にいえることだが、展望は非常に良く、左右に海を眺めながら気持ち良い縦走ができた。
指導標も完備しており、要所にはいろいろな地名が付けられていた。金北山の登りは急で雪稜もあり、ピンソールをつけた。下界から岩峰に見えた2つの突起は、自衛隊のレーダードームで、金北山頂神社はその2つのドームに挟まれて居心地が悪そうだった。
頂上からは自衛隊専用道路を歩くのだが長い。途中Sとすれ違い車のキーを受け取る。
歩くのがイヤになる頃白雲台に着いた。14時50分着。
歩行距離 15km 歩行時間 5時間30分
この後、我々は25日まで佐渡に滞在し、観光、渓流釣り、海釣りなどを楽しんだが、それらの報告は次の機会にしたい。それから佐渡で一番旨いという有名なラーメン屋も順番待ちをして食ったが、私は、このラーメン屋にわざわざ行くつもりはもうない。
追伸
カメラをSの車に忘れたので写真は後日載せたいと思う。

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