5月3日、北茨城市関本町小川を北から半時計回りに半周した。5時5分、緯度から言っても、茨城県では一番北になる場所から歩き出す。最近の間伐で切りっぱなしになっており、どこを歩いたら良いか困るほどである。切られたコシアブラの芽が、まだ青々としているので、この1〜2日に切られたものと考える。まもなく丈の低い熊笹の気持ちよい緩傾斜地となった。一軒家の庭を通って定波から北に続く市道にでる。

気持ちの良い笹原にドッカと座り込む
今日のコースはアップダウンが特に激しい。子供の頃を思い出す昔の小川、巨大な鶏舎、使われていない牧場などを見ながら県道27号線を目指す。

河川工事をしていない、自分が子供の頃の小川
27号線を突っ切り、701mのコブ付近には土盛があった。土盛には直径30センチ以上の木が生えており、この土盛はいったい何年前に作られたものなのだろう。やはり土盛は県境とは関係ないようで、県境からそれていった。

県道27号線に出た所

土盛りに生えている直径30センチを越える木々。いったい何年前に作られた土盛りなんだろうか
ここから四時川の支流に下りたり、コブに登ったりを何回も繰り返し、非常に疲れた。
2万5千図でいうと、関本町小川の南に書いてある、四時川という字の四の字付近で、去年の8月3日に遡行した線と繋がったことになる。近くに置いたマイカーまで歩く。10時着。
すぐに車で、今朝出発した地点から南東1キロの所に戻る。ここも去年の夏に遡行したが、地図を良く見ると、県境は川の中ではなく、右岸の少し高いところのようだ。ここを歩きなおすのであるが、なぜ今朝ここから出発しなかったかというと、人家が近くにあり、早朝から山をガサゴソやっていると、犬に吠えられ怪しまれるのを恐れたからである。
10時25分、今朝の出発地点目指して歩き出すと、県境はヤブの急斜面をトラバースしており、さらに小さな牧場の鉄条網などもあって、歩き続ける意味もないので、人家の先から下の道路に降りて今朝のバイクデポ地点まで歩いた。11時着。
歩行距離 11,7km 歩行時間 5時間30分
時間があるので、県境縦走の折、狙いをつけておいたポイントで、渓流釣りをしてみた。釣果はダメで、25センチのヤマメ一尾と、小物一尾だけでした。魚影は濃いので、釣りの上手な人は釣れるでしょう。ポイントまで結構歩きます。私はバイクを使って入りました。明日まで休みなのだが、本日は疲れたし、魚も釣れないので今日帰ることにした。釣りには又来てみようと思う。

25センチ位の美しいヤマメ。食べる予定がないのでリリースした
これにて、平潟港の鵜ノ子岬から小貝川までの、茨城県境山岳地帯の縦走は終了しました。距離は200キロを越えると思う。こんなつまらない記録を読んで下さった読者の皆様にはお礼を申しあげます。ありがとうございました。もともと私はヤブ山が好きなわけではなく、足のトレーニングに歩き始めたのがキッカケでした。これからは又、アルパインクライミングや沢登りに汗を流そうかと思っております。今後とも、ガストンを見捨てることなく、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
完

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