「この道のさいはての地(2)/韓国岳(霧島山)(1月3日)」
登山
えびの高原キャンプ村の連棟式ケビンに先客が1組、雪の上にテントを張っているパーティが1組いたが、それ以外は閑散としている。ただし話を聞くとそれなりに客が来るようである。この時期だけに山屋以外には来そうもないが、同じエリアにあるホテルの方はアイススケート場などもあり、家族連れが多いようだ。
えびの高原キャンプ村の風景。
当初はえびの高原から韓国岳を経て高千穂河原まで至る霧島連山の縦走を考えていたが、相当の雪が降っていたので、韓国岳往復に変更した。
韓国岳登山口には20台ほど車を止められるようになっているが、向かった頃にはすでにいっぱいになっており、どうにか隙間を見つけて押し込んだ。
雪は足首程度に積もっているが、よく踏まれていて軽アイゼンで十分であった。樹木はすべて雪と氷に覆われ、荘厳な雰囲気をたたえている。登山口を少し上がったところからガスに包まれほとんど展望はなくなってしまったが、それにあまりある美しい登山路である。時折吹く風も冷たく、樹林帯を抜けると、吹きさらしになってしまうので、顔も少し覆うようにしないと寒く感じる。
銀世界。
頂上までの道はそれほど長くなく、傾斜も緩いので、楽に行くことができた。
火口もガスで何も見えない。韓の国まで見渡せるという頂上からの遠望もなく、ただ真っ白なだけであった。風もあるのでゆっくりはできず、早々に下った。ここも登山者が多い。さすがに雪山装備になっているが、遅い時間に登り始める人も多かった。
えびの高原を見渡す。
登った後、
えびの高原温泉ホテル(旧えびの高原荘)の温泉に立ち寄り。500円で天然掛け流し、石けん/シャンプーは当然備えてある。これはよい温泉であった。昼頃だったので、ほとんど貸し切り状態だった。ただし、ホテルの駐車場は混雑している。
その後、宮崎県小林の方へ雪道を下る。ここも凍結しているので、動けなくなっている車がたくさんいた。慎重に運転しつつ、次なる目的地、阿蘇を目指す。
宿泊は栃木(とちのき)温泉
旅館朝陽。1泊2日で8千円程度で、夕食に肥後牛しゃぶしゃぶが楽しめる。たまった旅の疲れを癒すことができた。
翌日の阿蘇山に続く。
<コースタイム>
えびの高原登山口9:45−韓国岳頂上11:00−えびの高原登山口12:15

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