8月3日。茨城福島県境。暑いけど沢の部分だけは夏のうちに踏破しておきたい。いままでの何回かの偵察でわかったことだが、栃木県との県境と比べると福島県境は山が深く林道も少ない。それに車止めで入れない所が多い。歩いて入山点に戻ることは殆どできない。
今回の部分もすでに偵察済みで、下山予定地の栄蔵室北登山口で仮眠する。早朝バイクをデポして入渓点の関本町小川に行く。これも偵察済みの所に駐車。5時半入渓。
今回の場所は前回遡行した四時川の左俣上流にあたるところである。
水量は結構ある。川に沿って踏跡があり最近も使われているようだ。滝や釜もあり沢登りらしい雰囲気もある。ただ早朝ということもあって非常に暗い。
明るくなるにつれて分かってきたことであるが、この川は魚影が非常に濃い。もの凄くたくさんいる。岩魚ではなく山女魚ではないかな。魚影は水源ちかくまで濃かった。いや水源ちかくの方が濃いといってもよいくらいだ。ただし両岸からヤブが生い茂り、釣りはできないだろう。下の方は良きポイントも多く竿を出せるので、踏跡はおそらく釣り人のものだろう。
つり好きの人には期待をもたせたが、残念なことに魚は小さいものばかりだ。こんな川にこれだけの魚影ではエサ不足で大きくなれないのではなかろうか。
ヤブコギの沢登りに疲れた頃、本日の終了点に着いた。遡行時間2時間半。汗まみれのヤブコギで全身どろだらけであった。
せっかくここまできたのだから栄蔵室の頂上に向う。頂上へのルートもすでに偵察済みである。
頂上で一休みしてから北登山口に下りた。9時30分着。
歩行時間 4時間 歩行距離 12,2km

少し沢登りの雰囲気もするこういう滝もあった。

栄蔵室の指導標(距離の誤差が大きい)

茨城県最高峰と記してある。県境を有しない頂では、という意味であろうが、なんか肩書きが欲しいらしい

栄蔵室北登山口にあった案内板

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