おととい、大阪の義弟から電話がありました。
「ばあばあがな、おしっこ出んようになってなあ・・」
以前から、尿失禁の薬を服用していましたが
腎臓機能の問題ではなく
膀胱の筋力低下が原因の症状のようです。
年を取ると、いろいろな筋力が低下するのですね。
目などからそれは始まるのでしょうね。
グループホームの先生が
「大きな病院で一度検査をした方が・・・」
と、いうことで検査入院をすることになりました。
それで、私に「手伝って」コールでした。
義弟は3日に一度、仕事帰りに義父の病院に寄り、
汚れ物などを持って帰り洗濯してくれています。
その上、義母のケアは重荷になるので、
入院の日が決まり次第、私が大阪に行くことにしました。
ここで、いろいろなことが頭をよぎります。
今、カテーテルで体の外に尿を出していますが
医療行為ができないということで
グループホームを出される可能性があると言うことです。
ここ1ヶ月の義母の認知症の進み具合はひどく
自分がどうしてカテーテルをつけているのかも忘れているそうです。
一旦取れてしまうと、また挿入するのは医療行為になるので
グループホームでは受け入れてくれるか、難しい所です。
以前、アガシもカテーテルをしていて
外れた時は私が入れていましたが
人間はそういうわけにはいきません。
もうひとつ、グループホーム側の接し方も
考えてしまったことがあります。
尿が出にくいということは
以前からもあったことでした。
在宅介護でヘルパーさんに来てもらっていたときは
母の好きなお茶を好きな温度で欲しいだけ飲んでいました。
ヘルパーさんが帰るときには
ストローつきのコップになみなみとお茶を入れて
手が届く所に置いて帰ってくれていました。
こないだ、グループホームにお見舞いに行ったときのこと、
ストローつきのコップが空になっており
「ノドが渇いた」と言えない母がいました。
コップに入っていたのはいつもぬるい水道水でした。
飲む量が少ないため、出る量も少ないのでは?と思いました。
しかし、グループホームのよいところは
「この人は、10時間以上尿が出ていない」と気づいてくれたことです。
1日に3人入れ替わりにやってくるヘルパーさんでは
気づかなかったことかもしれません。
通しで看てくれているので、気がついてくれたのでしょう。
2ヶ月ほど前、夜中に何度も起こされ
「出そうな気がすんねん」と言っていた母が
もう、それすら感じなくなってきていることが切ないです。

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