未来少年コナンのTVシリーズを見終わりました。
DVDで7枚、全26話です。
いや〜、深い物語です。
1978年春に放送が始まったそうですから、約30年前の作品ですね。その時、私は7歳ですので、観たのは再放送だと思います。
子供の頃、こんな作品だとは知らずに、観てたんですね。
ネタバレしますので、続きを読む方はご注意ください。
陸のほとんどが海中に没した世界で、登場する陸地は、まさに対極的で、自分たちで必要なモノを手作りで作り出す社会と、プラスチックを掘り出して船で運び、工場で加工してモノを作る社会。
自分の能力や好みで職業を選び、働くことで属する社会と、階級制度で仕事も配給も住むところも違う独裁の社会。
新しく作られた社会と、燃え尽きそうな原子炉に頼る保守的な社会、かなり分かりやすく二極化して描かれています。
原作は、「残された人々」という冷戦を背景にかかれた物語だそうです。
いい作品だと思います。殴ったり蹴ったりするので、小さい子には、ちょっとお勧めできませんが、心の成長の糧になるモノが沢山あるように思います。
ちょうど、循環型社会を目指す昨今の取り組みを考えると、まさに時期的にピッタリじゃないでしょうか。
さすが、ジブリ作品を作り出した宮崎駿監督は違いますね。

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