
♪はーるが来ーたー♪はーるが来ーたー♪どーこーにー来たー♪やーまに来ーたー♪さーとに来ーたー♪野ーにーもー来たー♪と言う訳で桜の開花宣言などなど、春の足音が猛ダッシュで近ずいている今日この頃ですが、今回は春を探しに老人の巡礼地として名高い、でんぼの神様、石切さんこと「石切つるぎや神社」さんにお邪魔しました。
こちらの石切つるぎや神社さんの由緒は、実は足利時代に兵火によって社殿及び宝庫が灰となった為に定かでは無いのですが、少なくとも約千八十年前の資料には記されているので、解らないながらも千年以上の歴史は絶対にある神社なのです。
尊称にもご由来があり、どんな強固な岩であれ、剣(つるぎ)と矢で断ち切る御神体として崇められ、故にでんぼ(できもの)を断ち切る神様として庶民の皆さまに愛され続けてきた神社なのです。
僕が行ったこの日も、平日にも関わらず「お百度参り」をされている方々で、いっぱいでした。
それでは僕も例によって、二礼二拍手一礼のお作法にて参詣をすませ、早速付近を散歩。
これが楽しみなんだよね。

実は、こちらの石切神社さんと近鉄奈良線石切駅とを繋ぐ商店街は、僕が子供の頃とまったく変わっていない昭和レトロな雰囲気を今に残す商店街なのです。
まずは石切さんと言えば、こちらの「太田謹製 石切名物 紅梅焼」ってお煎餅で、焼きたての「パリッ」とした味はもちろんの事、しばらく置いて湿気させてから「モチッ」とした食感も楽しい、二度美味しい煎餅なのです。

更に商店街を登って行くと、ハイよ、あります。七味のお店が。
七味の事なら「石切参道 珍味堂」さんにまっかせっなさーい。自家調合した七味の香りもさることながら「水車の胡椒」や、何と言っても瓢箪型の七味容器の充実度が素晴らしい!
隣の町は「瓢箪山」って町だけど、何か関係があるのかな?

更に商店街を辿って行くと・・・
日本で三番目の大仏なる「石切大仏」さんが鎮座ましていて、こちらにも参拝しましたが、一体こちらの大仏さんのご由来は何なのか、さっぱり解りませんでした。
何故に日本で三番目なのか?

そしてそしてもっと奥に行くと・・・
商店街横に倉庫があって、こちらは、石切神社さんの祭事には七月二日の「献牛祭」って、田んぼで働く牛に感謝するお祭りもあり、張り子の牛さんを見学することも出来るのであります。

更に更に(この辺から昭和レトロの妖しさが、、、)・・・
石切商店街は「占い館」のメッカでもあり、商店街の至るところに「占い」をしてくれる場所(詳しく説明するのは、もはや、しんどい)がいっぱいありますから、占いが大好きな方はどうか石切商店街さんにおいで下さい。
全国の占い好きな方々は大集結すべし!占い好きな貴方を石切商店街は決して裏切りません。
石切商店街にいらっしゃいませ〜。

疲れた身体をほぐしてくれる温泉って石切さんにはあるのかな?
ありますよ〜。旅の疲れをほぐしてくれる絶景のパノラマ温泉。「ホテル セイリュウ」さんをご紹介いたします。
こちらのホテルセイリュウさんは生駒山の中腹に建っていて、夜には大阪平野のきら星の如き夜景を一望出来る温泉なのです(何故か?廊下には昭和スターのプロマイドが、、、)。

僕が行ったこの日は昼間だったので残念ながら夜景は見れませんでしたが、露天風呂から見られる大阪平野と、時折、眼下を通る「近鉄電車」の眺めは最高でした。
地上70階に匹敵する大パノラマ温泉の
→「ホテル セイリュウ」さん(泉質・場所等のデータ参照先[ポンちゃんの温泉めぐり])へ、ご来館待ってまーす。
小さな小さな東大阪市の、そのまた小さな枚岡神社さんと石切神社さんを今回はご紹介させていただきましたが、正直に言って「石切商店街」は昭和レトロがお好きな方にとっては、突っ込みどころ満載のとっても素敵な町です。
関西においでの際には、是非とも東大阪市も穴場としてチェックをしておいて下さい。妖しい物好きな貴方をきっと、とりこにすることでしょう。
それでは春本番!皆さま観光を楽しんで来てねぇー!バイバーイ、chu!
[編集長-補足]
この石切神社周辺は何度となく、訪ねてまして。地方の友人なんかを案内すると、必ず「アメイジング・ワールド」だの「宇宙?に限りなく近い街」だの「千と千尋の神隠しに出てきそうな異界」と、ため息混じりで感想をもらしてます。
実際に、石切周辺は「江戸東京たてもの園」や「道後温泉の本館」と共に、宮崎アニメ『千と千尋の神隠し』のモデルになっっているそうで、参道にある占いの館や漢方薬局の看板や暖簾は、宮崎 駿監督のインスピレーションをかなり刺激したのに違いないと思います。
しかし、ハッキリいうと、
年寄りのアメリカ村みたいなところですから、東京ではいえば年寄りの原宿こと「巣鴨-刺抜き地蔵」ですね。
そして、皆さんが気になっていると思われる「日本で三番目の大仏」の大きさなんですが...
1番の奈良の大仏、2番の鎌倉の大仏、と比べると大きさも歴史も桁違いっ..うぷぷ(失笑)大きさはたった6メートルで、これは台座を含めての高さですから、大仏像自体はその半分程度でしょうか。
建立は昭和に入ってからで(昭和55年1980年)、マムシグロンやマムシゲンっていうドリンク剤で有名な「赤まむしの阪本漢方薬局」の爺様が私費で建てたというもの。
で、何が3番目かというと??これが、さっぱり、わかりません。
大きさでは、石切大仏より3年早く建立された東京の板橋区にある乗蓮寺・赤塚大仏(通称は東京大仏)が高さ12メートルですので、大きさではないハズです。
2番の鎌倉大仏に形・姿が似ているから3番目だという、わけわからん説を石切神社門前のコピー商品ばっかりの服とか売っている店(僕はここで、ナイキではなくナイケのTシャツと、カンガルーではなくてカンガエル−考える?のキャップを買いましたが)のオバチャンがとなえておりましたが。
それと、ここには「耳ナリ神社」「エログロなレトロ絵の高木薬房」という現在は消失してしまったパラダイスな?スポットもあるのですが、僕はその当時の貴重な写真のネガ(宝島-VOW投稿用)を所有してますので、スキャナーを購入した暁には、ブログに掲載させていただきます。
そして、石切神社には、あの名馬「ハイセイコー」の孫もいるんですよ。エサにニンジンをあげたことがありますが、噂ではまだ健在ということです。
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