no.8■「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」2007年・評価【5】  邦画


<伊勢正三の名曲「22才の別れ」をモチーフに、母娘二代にわたる恋物語を描く、大林宣彦監督の“大分三部作”の第2章。商社に勤める俊郎は、コンビニのレジで「22才の別れ」を口ずさむ少女・花鈴と出会う。新人・鈴木聖奈と中村美玲がヒロインを好演。>
私にとってこの映画を見直したのは何度目だろうか?
もう、数回ではきかないか?

世間的にはほとんど評価されなかったようにも思えるのだが、定かではない。
この映画の独特の暗さは、大林作品でも異色のものだと感じている。
この暗さが私にはとても気持ちがいいのだ。

映画は万人が褒めなくても、自分にとっての珠玉の一本が手に入ればこんな幸せなことは無いと思っている。

「愛」が人生の中心であってほしいと思いながら、人は時として違った道に行ってしまう。

もたもたした話を綺麗に整理するのが「22才の別れ」の曲で、この歌が嫌いな人にはまるで感じることの出来ない世界かもしれない。

いずれにしろ、この「純愛映画」の気持ちよさは当分忘れられそうに無い。

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新人・鈴木聖奈、ちょい外斜視、メガネ姿がのほほんとしてかわいい。

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映画の力とは、「素敵な出会い」に似ている、大林宣彦風に言うとこうなる。
生きているという事は素敵(笑)。
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no.7■「暴力の街」1950年・評価【3】  邦画

<埼玉県の本庄町はあらゆる組織が暴力団によって牛耳られていた。そんな状況を打破するため、新聞記者や地元の若者たちが立ち上がる。>

暴力団が悪いことは決まっているし、私も彼らのやり口に映画の中の話でも腹が立つし、平成の現代の状況を考えてもとってもイライラしてしまう。
それでも一方的に排除すれば町は安泰かと言うと、そんな単純な話でもない。

そこがまるで抜け落ちているはこの映画の限界だろうし、中途半端に暴力追放を叫んではならないと思う。
彼らとて、生活が掛かっていることは同じなのだから。

ある一定の割合で、社会からこぼれる人は必ずいるという前提で、社会政治は対応すべきなのだと思う。

例の酒井法子とても、あちらの世界に行ってしまう怖い時代。

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no.6■「海はふりむかない」1969年・評価【3】  邦画

<当時絶大な人気を誇っていた西郷輝彦主演による恋愛物語。兄が社長令嬢と結婚するために恋人の美枝を捨てたことを知った弟・礼次は、彼女への同情を抱く。しかし、いつからかそんな気持ちが愛情へと変わり始め…。 >

かなり不出来な一本、この評価は大甘なのですが、尾崎奈々のファンとしてはこれでいいのです(笑)。
彼女、早く引退は某映画監督の奥さんらしい。

話の肝は、恋人の病気つまり、広島と原爆症、白血病の認識が当時としてもやや不足していたと思われる。

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no.5■「美女と液体人間」1958年・評価【2】  邦画

<巨匠・本多猪四郎が監督、円谷英二が特技監督を務めたSFサスペンス。ある日、ある男の消失事件が発生。事件を任された刑事・冨永は、科学者であり友人でもある政田から、人間は多量の放射能を浴びると、液体化することを告げられ…。>

特典映像、各種特撮映像の成り立ちが面白く解説されている。

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no.4■「黒い画集 あるサラリーマンの証言」1960年・評価【3】  邦画


清張文学、多くの作品熟読したものとしては残念ではあるが、どうも時代遅れミステリーのような感じを受けている。
時代とは残酷なものである。

この映画とっても良く出来た一本なのに・・・。

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no.3■「サンセット大通り」1950年・評価【3】  邦画

監督:ビリー・ワイルダー 、題名からイメージするロマンチックな話かと思ったが、これがなかなかシビアな没落ハリウッド女優の殺人事件。

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no.2■「眠狂四郎 殺法帖」1963年・評価【3】  邦画

シリーズ第一作、端正な市川雷蔵当たり役、中村玉緒が若々しく美しい。

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no.1■「小さなスナック」1968年・評価【5】  邦画

少しブログの雰囲気を変えてみた。
何となく落ち着かず、もう少し考えてみよう。

ほぼ30年ぶりに「小さなスナック」見直してみた。やはり、歌謡曲映画の中では最高の出来だと思う。

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「私が死んだら知らせてほしいリスト」  邦画

映画「その日のまえに」2008年大林宣彦監督を見ながら、ふと自分の死んだときのことを考える。

西部劇の好きだったヤガワクン、日活アクション映画が好きだったヨネダクン、ぐらいしか浮かばない。
映画は切々と死と家族愛、人間愛について語る。
でもでも、こうはなるまいと思いつつ、こうありたいとも思う。

1970年代は、邦画洋画問わず猛烈に映画を見た時期ではあるが、何本か見過ごしている。
それらを中心にレンタル。
わが青春のフローレンス
革命と浮気を一緒にする器用な男の話で、なんとも言いようが無く、勝手にすればと言った按配(笑)。
欲望
凝りに凝ったミケランジェロ・アントニオーニ監督作品、サスペンス物としては良く出来てはいるが、やや意味不明な一本。

日本映画
みんなわが子」戦争中、疎開先での子供たちのお話。食料不足でひもじさを痛烈に訴える、やるせない映画。
にっぽん泥棒物語
松川事件余話、三国連太郎が例によって見事なまでの泥棒を演じつつ、大いに笑わせる。
監督の山本薩夫監督も、独立プロで硬直した左翼映画ばかりを撮っていたが、東映で作ったこの映画の大衆性は見事だ。

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幸せって何?それぞれの生き方  邦画

才人加藤和彦の自殺が報道で大きく取り上げられている。
原因は鬱だとか言われているが、最終的には当人しか分からないことだろう。
普通の人々、さして才能があるわけでもない我々、精一杯生きることぐらいしか、この世を渡る術は知らないけれど、それでいいのだろう。

大きく時代を動かす能力は一部の人に与えられた特権だと思うが、縁の下の仕事もやはり必要なのである。

映画「姉妹」は1955年、家城巳代治監督作品、野添ひとみ、中原ひとみ主演。
<親元を離れて伯母の家で暮らすことになった姉妹が成長していく姿を静かに温かく映し出していく>
物語の中心は、姉の意に沿わない結婚話に妹が反対するのではなく、姉の決断を尊重し、応援することで、静かに時代を告発するように作られている。

何もかも捨てて、好きな人のところに走る映画は、現代では当然かもしれないが当時は無理だったのだろう。

庶民の幸せとはなんだろうか?
・・・・・・・
才能が身を助け、才能が身を滅ぼす。
それも得がたい一生。

一方、社会の片隅でコツコツとしか生きられない人々を笑うことも出来まい。

私たちは、自分の生き方を誰かに理解してもらおうと思って、生きているのではない。

加藤の自殺も自分なりの人生の決着の仕方だったのだろう。

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居眠りしながらの映画  邦画

最近は、どうもつまらないものばかりを借りてしまっている。

ガンマー第3号 宇宙大作戦」深作欣二監督ののSF映画、実につまらなく途中でリタイヤ。

タイムライン」アメリカ映画らしいが何となく借りるものの、これまたひどいSF、腹が立つほどつまらなく、こちらもリタイヤ。

あの、夏の日−とんでろじいちゃん」ご贔屓大林宣彦監督作品、悪くはないできだがどうにもこうにも眠くなってしまった。
最近亡くなった「勝野雅奈恵」が元気いっぱいに演技をしているのが妙に切ない。

電送人間」円谷英二の特撮が楽しめるが、作品的には凡庸。うとうとしながら見るには最高の作品(笑)。

黄金」ジョン・ヒューストン監督。砂金に目がくらむ男たちの物語、まずまずだが名作かと言われるとかなり疑問である。

太陽のない街
独立プロの根性を示す一作、しかしながらどうにもこうにも定番労働争議物、教科書のような映画作りに疑問がないわけではない。

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どうも?の作品群  邦画

ともしび」1954年 家城巳代治監督、独立プロ作品、香川京子出演、さすがに貧乏物ばかり見ていると見るほうもくだびれて来た。
政治闘争の具として映画ができていることが一層むなしい。

三本木農業高校、馬術部 〜盲目の馬と少女の実話〜
尊敬する佐々部清監督作品、珍しく成功した作品とは言えまい。動物ものの映画は批判がしにくいが、主演の大物二世女優がどうにもこうにもうまくない。

けものみち
池内淳子が頑張りを見せる、当時は傑作であっただろう作品も現在の目から見るとなんとも時代錯誤の感じはぬぐえない。
黒幕が日本を動かしているという・・・こと等。

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いい映画を観てこそ感想は書けるもの、どうも筆が進まない。
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覚書 2  邦画

女の中にいる他人」1966年成瀬巳喜男監督作品
テレビでよくやっている「火曜サスペンス劇場」の映画版と言った按配。
愛人を殺してしまった夫、それをかばう妻、どうにもこうにも薄っぺらな夫婦愛を見せられゲンナリ。
当時は珍しかった題材かもしれないが、現在この手の話はテレビの得意分野になってしまった。

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スリ」2000年黒木和雄監督監督作品
天才とうたわれたスリの話。
何を描きたいのかやや不明。
明確なテーマを持ったときに才能を発揮する監督だが、やや散漫になった。

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覚書 1  邦画

60年代のエレキサウンドは、体の一部のようになっている。

映画「青春デンデケデケデケ」は、実は一度テレビで見ている。
とっても楽しくエレキサウンドを聴いたのだが、何かが物足りない。と言うわけでオリジナルなDVDで、今一度見ることにしたのである。

で、結果であるが、やはり最初に感じたものは払拭できない。

手持ちカメラを多用した映像が実に見にくいことも原因ではあるが、落ち着かない、もう一つは長く好きな音楽を聴いていたいというのが、どこかに潜んでいるからだと思うのだ。

実に観客とは勝手なものなのだと思う。

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