no.39■「クリクリのいた夏 」1999年・評価【3】   邦画

<『黄金の男』のJ・ベッケル監督が人間の豊かさを詩情豊かに綴ったヒューマンドラマ。1930年代のフランス。沼地周辺に住み着いている人々は、それぞれ心に傷を抱えながらも暖かい生活を楽しんでいた。しかし、そんな彼らにも都会の風が吹いてくる。>

絶妙な題名の映画だと常々思っていた。
洋画、それも苦手はフランス映画と知ってはなかなか手がさせなかった一本である。

感想としては、実に微妙な感じなのである。綺麗な風景と心優しい人々の映画で文句も付けようも無く、とっても心穏やかに鑑賞できるのである。

凶悪な元ボクサーにしても、簡単にというかいい人になって最後は締めくくられる。

でもでも、へそ曲がりの私にはどうしても素直になれない何かが引っかかっているのだ。
「修羅場をくぐって来た」などとは言わないが、貧乏の情けなさ、人との感情がもつれたときのどうしようもなさ・・・。
どうしてもこの映画の甘さが寛容できない。

もう10年以上前の山一證券が破綻したときだったとは思うが、当時の社長が「悪いのは私であって社員ではありません」というようなことを言って号泣していたことを、なぜか思い出した。

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no.38■「少女 〜an adolescent 」2001年・評価【4】   邦画


<連城三紀彦の同名小説を映画化した奥田瑛ニの監督デビュー作。弱さと痛みであふれた世界をもがきながら生きている傍若無人な警官・友川は、ある日、女子高生から援助交際を申し込まれる。>

奥田作品を連続して鑑賞。
基本的には奥田監督のアウトローの映画は好きなのです。
極端なストーリーの中の優しさがこの人の持ち味のようにも思える。

夏木マリ大迫力の演技には、笑ってしまうほど!!

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no.37■「風の外側 」2007年・評価【4】  邦画

<奥田瑛二が監督を手掛け、モデル出身の佐々木崇雄と奥田瑛二の次女・安藤サクラが共演したラブストーリー。オペラ歌手を夢見て合唱部でソロを歌う女子高生と、在日朝鮮人三世のヤクザな青年が繰り広げる恋を綴る。>

奥田家総出の映画だけれど、全然「家族映画」になっていないのがすごい。

ヤクザはヤクザなりのけじめのつけ方には、一定の理解は得られるように思う。

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no.36■「眠狂四郎 炎情剣 」1965年・評価【3】  邦画

<円月殺法を使うニヒルな浪人・眠狂四郎を市川雷蔵が演じた、エロチシズムと猟奇あふれる娯楽時代劇シリーズ第5作目。財宝横領を狙い、秘密を握る海賊の末裔を殲滅しようとする悪の家老の陰謀に、狂四郎が円月殺法を駆使して立ち向かっていく姿を描く。>

中村玉緒が勝気な役柄をこなしている。映画の出来は普通なれど楽しめる一編。
雷蔵、立ち回りでの腰の安定が無いことがいつも感じられるが、端正さには欠点とはならないのが面白い。

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