No.112◆ 「オーロラの下で 」1990年・評価【3】  邦画

《25年アラスカ、伝染病で苦しむ子供たちに犬ゾリのリーダーとなって血清を届けたオオカミ犬と人間との友情の実話を元に戸川幸夫が書き上げた児童文学を、『イタズ』の後藤俊夫監督がシベリアロケを敢行して映画化。役所広司、桜田淳子ほか共演。》

動物映画の最高傑作「マタギ」を作った後藤監督、この映画も巧みな動物映画になっている。
どこまでが演出か素人にはわからないぐらいに狼を使い込んでいる。
次々に死んでいく犬たちにどうしても感情移入し、映画本来に出来の方に目がいきにくいがまずまずの出来のように思われる。
どこか何か足りないとすれば、合作映画のギクシャクぶりかもしれないがこれも相当うまくいっているの思うが・・・。

桜田淳子ファンとしたら、もっともって映画に出て欲しいものである。

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No.111◆ 「ブラック・サンデー」1977年・評価【3】   洋画

《『羊たちの沈黙』のトマス・ハリスの原作を、ジョン・フランケンハイマー監督が映画化したアクション大作。万人の観衆で埋め尽くされたスーパーボウルのスタジアム上空で、テロ集団“黒い9月”が飛行船爆破を試みる》

現実のテロリズムとあまりにもリンクしているため、日本での公開ができなかったようにも思うが詳細は知らない。
映画の最後では当然大量殺戮は失敗するのだが、観客としては残念な思いにさせられる。
ということは、映画としてはテロを容認することになってしまうのだと思うが、何か釈然としない部分だ。

「現在は戦争状態」だと認識すればあらゆる殺戮は是認されることになり、英雄がどんどん生まれることになる。

やはりこの映画、政治映画として中途半端にならざるを得なかった理由だと思う。

テロリズムが常態化してしまった現代、この映画の予感は十分すぎるほど当たってしまった。
こういう映画は作ってはいけないと思う。

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No.110◆ 「闇の子供たち」2008年・評価【1】   邦画

《梁石日の同名小説を、『亡国のイージス』などを手掛けた阪本順治監督が映画化したサスペンスドラマ。新聞記者・南部と福祉活動でタイを訪れた音羽は、臓器密売や幼児売買としてタイの子供たちが取引されている現状を目の当たりにし…。PG-12》

実に不愉快な映画である。
私は基本的には、子供をいたぶるような映画はつくるべきではないという考え方をしている。
この映画で描かれる多くは事実なのだろう。わたしとて新聞等で見聞きすることがある。
では、それをそのまま描くことが映画の使命なのだろうか?

宮崎あおいの下手くそさは相変わらず、なぜこの女優が人気があるのかも分からないけれど、劇中とってつけたような正義感はただただ鬱陶しいだけなのである。

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No.109◆ 「ギャング対Gメン」1962年・評価【2】   邦画

《東映のモダンでスマートな「ギャング」シリーズ第4作。辰村を社長とする三立興業の悪行を暴くため、拳銃の名手・東島を筆頭とする一団がその縄張りに潜入。組の資金源が密造酒であることを嗅ぎ付けた彼らは、倉庫に乗り込み銃撃戦を繰り広げる。》

深作初期作品、あまり特徴はないが千葉真一のヘタさには呆れた。
元ヤクザをGメンに仕立てるということが新しいといえば新しいか?
それぐらいしかいいところもない。

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No.108◆ 「七変化狸御殿」1954年・評価【1】  邦画

《『ひばり姫初夢道中』の大曾根辰夫監督が、美空ひばり、宮城千賀子、淡路恵子らオールスターキャストで贈るミュージカル。夢と幻想の楽園“狸の国”の隣に棲むこうもり族が、狸王国の若殿を人質に本尊を奪おうとするが…。》

あまりのつまらさなさに途中棄権。
感想なし

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No.107◆ 「わが町」1956年・評価【3】   邦画

《南田洋子が一人二役に挑戦し話題となった、川島雄三監督が手掛ける名作ドラマ。明治、大正、昭和の3時代に渡る大阪を舞台に、血気盛んな一本気の人力車引きを巡る人間模様を描いた男の一代記。》

これ作品は意外な拾い物だった。
前半のやや退屈な場面を我慢しながら見続けると、後半「老害」風場面が現代に通じるメッセージにもなっているように思う。

南田洋子が若い時は美しかったんだと改めて確認した。
こうして川島雄三作品、DVDレンタル可とされているものはすべて見たことになるのだが、真の傑作とされる何本かはDVDレンタルされていないようだ。
楽しみに待つことにする。

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No.106◆ 「異常な快楽禁唇」1981年・評価【3】  邦画

《「TATOOあり」「迅雷」そして、話題作「光る雨」の高橋判明監督作品!兄と妹の背徳の愛を描く切ないドラマ。タイトル禁唇(きんしん)は近親のメタファーか。下元史郎が妹を愛する寡黙な兄役を好演。》

いわゆるピンク映画の一本だと思われるが、予備知識ゼロでの鑑賞。
シナリオがかなり上手く出来ておりなかなか・・ラストなんか特によろしい。
例によって高橋監督の音楽の使い方が上手で、東宝青春映画のようでもある。

中身はコッテリした濡れ場が用意されているのだが、なにやら邪魔な感じがしてしまう。
ということは、ピンク映画を見る資格はないということです(笑)。

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No.105◆ 「ディープエンド・オブ・オーシャン」1998年・評価【3】  洋画

《兄はいつも寂しさに耐えてきた。母親の愛情を求めても、かまってもらえない寂しさ。その愛情を浴びるほど受けてきた幼い弟が、突然失踪する。母親は絶望の底にたたき落とされ、心を閉ざし、父親はばらばらになった家族の気持ちをなんとか繋ぎとめようと努める。兄は人知れず罪の意識に悩まされ、孤独を深めていく…。そして9 年の歳月が流れたある日、彼らの前にまるで奇跡のように、成長した弟が現れた。だが彼は他人の息子として大切に育てられ、本当の肉親のことは何も覚えていなかった。たったひとつ、兄と自分を結ぶかすかな記憶を除いては…。》

私にとってはかなり違和感を持った洋画である。
家庭の有り様はかくあるべきである、というようなものが前提に見え隠れし、とっても落ち着かない。
まるでこの映画の感想が浮かんでこない。
私とは無縁の世界だからか?

ああ、ひとつ思い出しました。
アメリカ映画を見ていて、事あるごとに愛情の確認をするところが出てくるけれども、そこまで努力しないと家庭というものは壊れてしまうものなのですね。
何か大変そう」とい感想を持つことこそが家庭失格者!!

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No.104◆ 「スケバン刑事」1987年・評価【2】  邦画

《南野陽子主演によるTVシリーズ「スケバン刑事II少女鉄仮面伝説」の劇場版。特命刑事としての任務を終えた五代陽子こと2代目スケバン刑事・麻宮サキ。彼女はあることからクーデターを企む秘密組織の存在を知り、3代目麻宮サキとともに立ち向かう。》

何を隠そう南野陽子の隠れファンである。
彼女には「寒椿」という代表作があるが、それ一本限りの寂しい状況である。
もう少し年齢なりの映画は出来ないものかとは思う。

この「スケバン刑事」もたわいのないもので飛んだりはねたりという映画、当然ファンとしたら南野陽子は可愛らし姿だけで満足(笑)。
それしかない。

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No.103◆ 「宇宙の法則」1990年・評価【4】  邦画

《人気映画監督・井筒和幸が、古尾谷雅人主演で描いた苦々しいリアルな青春映画。父の死をきっかけに東京での成功を捨てて家業の機織りを継ぐ決心をした良明だったが、悲しむ母は機材一式を売り払ってしまう。良明は別の形で機織りに関わろうとするが…。》

井筒監督、好不調が激しい監督ではあるがこの映画は、なかなかよく出来ている。
と言っても、私は商売がらみの映画は滅法弱く、正当な評価が出来ていないのかもしれない。
一見強固そうな家族が、実は多くの問題を抱えながら生活しているのだという、当たり前の話を当たり前に描いただけなのに妙に感動してしまった。

自殺した古尾谷雅人が元気いっぱいなのが哀しくもある。
ファンとしては、借金問題だとか、継母との折り合いだとか、遺産相続の揉め事とか、いろいろな話は伝え聞くが、そんなことでは人は死なない、いや死ねないと思うのです。
1977年女教師1983年丑三つの村」に代表されるいい作品に晩年はめぐり会っていなかったことこそが、死に近づいた真の原因だと私は思っている。
若き日の熱い時代の「熱い映画」に中年になって出会える確率はかなり低いのに、やはりあの時代の「残滓」にこだわっていたいことも「理会」出来るのである。
晩年の10年間ぐらいはVシネマ風ヤクザ映画ばかりに出演している。
生活のためだったろうが、これでは彼も疲弊したことだろう。

今一度彼の凄みのきいた演技が観たかった。
「丑三つの村」この狂気に付き合うには、やはり勇気がいる。

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No.102◆ 「ひばり・チエミの弥次喜多道中」1962年・評価【2】   邦画

《美空ひばりと江利チエミの人気スター共演で贈る、唄と踊りを織り交ぜて描かれる音楽時代劇。江戸の中心の一角にある芝居小屋で、下足番として忙しい毎日を送るお君とおとし。ふたりは、役人に追われて逃げて来た法界坊のせいで面倒に巻き込まれる。》

例によってひばり映画、やはりとってもつまらない(笑)。
江利チエミとの掛け合いが面白いが、それしか見所がない映画で、本当に情けない(笑)。

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No.101◆ 「水滸伝 第二巻 」1973年・評価【3】  テレビドラマ

《当時、制作費6億円という巨額を掛けて制作された、73年日本テレビ系で放映されたスペクタクルドラマの第2巻。900年前の宋の時代末期、梁山泊の義賊が見せた英雄的な活躍を、壮大なスケールで描く。第5話から第8話を収録。》

このテレビドラマ、結構暇つぶしには良いのである。
45分で一話、疲れた体をほぐしながらの、居眠りしながらの鑑賞当分やめられません。

いわば「水戸黄門」より面白い(笑)。

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