No.158◆ 「よい子と遊ぼう」1994年・評価【1】  邦画

監督:平山秀幸
出演:佐藤広純、高野真吾、中村有志、高橋一生
『魔界転生』の平山秀幸監督による、ごく普通の少年たちに降りかかる恐怖を描いたホラームービー。有名進学塾に通う5人の中学生は、ひょんなことからとあるライブハウスに火をつける。逃げ出そうとしたそのとき、謎の覆面男が彼らに襲い掛かる。
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この映画はテレビ用に作られたものらしいが、贔屓の平山監督としては最低の出来だ。
不良中学生の万引き、この手の話はうんざりだ。
ホラーでもなんでもないのもおかしい。
年末に実に嫌なものを見てしまった。

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No.157◆ 「ザ・セル」2000年・評価【3】  洋画

《監督:ターセム
出演:ジェニファー・ロペス、ヴィンス・ヴォーン、ヴィンセント・ドノフリオ (グループを探す)
誘拐された女性を探すため、意識不明に陥った殺人犯の脳の中へ入り込んでいく美しき女性心理学者。しかし、そこは想像を絶する恐怖の世界だった−。全米2週連続NO.1ヒット!サイコ殺人者の深い心の闇を、誰も観たことのない斬新な映像で描き出し、公開と同時に論争の嵐を巻き起こした衝撃の問題作! CM・MTV界の"ヴィジュアル・モンスター"ターセム初監督、コスチューム・デザインを「ドラキュラ」の石岡瑛子が担当。主演は歌手としても成功をおさめた今最も旬な女優ジェニファー・ロペス。輝くばかりの美しさで女性心理学者のヒロインを熱演!》

マトリックス」「アバター」などと共通するところの仮想空間でのお話はとっても苦手である。
圧倒的な画像の美しさは賞賛されるべきだろうが、私の趣味と外れるところがある。
ただ、ロペスの美しさはダントツで、最後の別れのシーンの「粋」は日本映画には絶対できないアメリカ映画のいいところだ。

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No.156◆ 「座頭市海を渡る 」1967年・評価【1】  邦画

《監督:池広一夫
出演:勝新太郎、大楠道代、五味龍太郎、山形勲 (グループを探す)
四国への道中、市は突然襲ってきた栄五郎という男を斬る。彼の馬に導かれ、ある農家に行き着いた市は、栄五郎の妹・お吉と出会う。藤八というヤクザに借りていた借金を帳消しにするために、栄五郎は市を襲ったらしいのだが…。傑作時代劇の第14作目。》

ご贔屓座頭市シリーズでは、もっとも面白くなかった。
まず、題名が詐欺、外国へ出かけるようなこともなくただ舟に乗るだけなのだ。笑っちゃいますね。
ずるがしこい農民の描き方が、あまりにも一方的で何をかいわんや。
シリーズ末期になるとつくる方も見る方もくたびれてくるのも事実(笑)。

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No.155◆ 「アウトレイジ 」2010年・評価【1】   邦画

《監督:北野武
出演:ビートたけし、三浦友和、椎名桔平、加瀬亮
『アキレスと亀』の北野武監督がヤクザ社会を舞台に豪華キャストの共演で描くバイオレンス・エンタテインメント。ヤクザ社会での生き残りを賭けた組同士のドンパチ、裏で渦巻く悲喜こもごもの権力争いの行方を過激な暴力描写によって紡ぎ出す。》

この映画のいいところを探そう。
・まず、テクノポップ風音楽がなかなかいい。
・殺しの場面の手慣れた感じが見て取れ、あまり残酷さは感じられない。
・俳優陣が一流のため、物語の進行に躊躇がない。
・インテリヤクザの加瀬亮君、他を圧倒する、英語を流暢に話すのもいい。
・メガネ屋としては俳優使用のメガネ、サングラスが気にかかる。最後に「シャルマン」と出ているからこのブランドの一種だと思われるが、確証はない。加瀬くんのメガネは役にハマり過ぎか?

さてさて、上記のように良い点は多いのだが、私はこの映画は落第だと思う。
たけし映画は、散々同じようにヤクザを描き「殺し」のシーンを撮ってきたはずだ。
なのに、また同じことを繰り返すことは退化の他あるまい。
どんな天才でも、そんなに引出しはないはずだけれど、違うものを見たいと思う。
もう、昔の貧乏ではない人に、貧乏人の映画は撮りようもないし、見る方も「勲章をもらった人」であることは消しようもない。

監督の心の中は、やはり画面に出て来るものだと思う。

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No.154◆ 「薄桜記 」1959年・評価【3】  邦画

《五味康祐の新聞連載小説を市川雷蔵主演で映画化した、赤穂浪士・中山安兵衛と剣士・丹下典膳の友情と悲恋を描く大映時代劇。共に上杉家家老の名代の妹・千春へ思いを寄せるふたりは流転の運命を辿る。非業の最期を遂げた典膳の半生を綴っていく。》

勝新太郎が座頭市にめぐり合う前の作品。
白塗りの二枚目風なのがおかしい。

妻を手込めにされた雷蔵の復讐がメイン。
お話はなかなか面白い、やはりチャンバラシーンに「擬音」がほしい。

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閑話休題
PCのプリンターが壊れ、修理にもっていったところ、新たに購入したほうがはるかにお得。
で、もって安いものを購入。XPでは使えるのだが、古いMEでは使えないようで残念無念!!
FAXも不調、壊れるときは一気呵成にやってくるもの。
いるものはどうしてもいるわけだから。
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No.153◆ 「アイドルを探せ 」1963年・評価【4】  洋画

《シルヴィー・ヴァルタン主演の“アイドル映画”》

アイドル映画の見本のような作品である。
ストーリーは取り立てて目新しくもなく、凡庸な宝石探しのお話。
こういう映画はアイドルの歌をどのように挿入するかにかかっている。
日本映画GSのアイドル映画と思うとおしゃれでみんな芸達者なのには驚く。と言っても私が知らないだけで、かなりの有名人のようでもある。

アイドル映画といえども、大人の映画に仕上がっているのは流石に監督の力量なのだろう。

いろいろ講釈を並べてはみたが、シルヴィー・ヴァルタンの魅力は全開、まったくもって可愛らしいの一言、参りました。
もう、彼女も60歳をゆうに超えているだろうが、現在の姿は見たくない(笑)。

昔大ファンだった「園まり」、今でもかろうじて昔の美貌を保っている。
バルタンもこれぐらいならと思いつつ、交通事故に二度も会っているのだから、こうは行くまいなどと想像を働かせている。

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こういうおしゃれなフランス映画はいい。
ブリジット・バルドーの映画がみたくなった。


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No.152◆ 「ベティ・ブルー インテグラル ノーカット完全版 」1986年・評価【2】  洋画

《ジャン=ジャック・ベネックスが手掛けた、愛情が激しすぎるが故に破滅していく男女の姿を描いた作品。恋に落ち、愛する人の子供を身ごもることを夢見る女性・ベティは、彼女の夢がひとつずつ砕けていった時、その精神は破綻していく…。》

久しぶりの洋画
結論から言えば

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「もっと、狂え」
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途中何度も見るのをやめようとも思ったが、三日間かけて全編鑑賞。
こういう映画こそ「無用な裸が多すぎる
「裸族」風、男のものまで見せてくれる親切ぶり(笑)。

この映画を見ながら「ラストタンゴ・イン・パリ」を思い出していた。
堕ちていく男女を描く共通性を持ちながら、ベティは深さは感じられない凡作だと思う。
ゆるい人たちのゆるいお話で、こんなことで人は狂えない。
だからこそ「もっと、狂えと」


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青春の残滓・日活ロマンポルノ考最終章  邦画

私が映画を本館的に見始めた頃には、とっくの昔に映画産業の衰退が叫ばれていた。
東宝はどうでもいいような青春路線、東映は健さんの任侠映画の動員力の頭打ち、日活は映画産業てしてはどうにもならないところにきていた。
しかし、現場ではなかなか活気があったという話が伝わっているる
日活倒産前に作られた「八月の濡れた砂」「不良少女魔子」「遊び」等々、決して作品としてはダメではなかった。

そして日活の倒産が起き、通常映画の製作断念、ロマンポルノ路線に企業としてシフトし、生き延びる決断をする。
ほとんどベテランは去り、残された若手の集団が「映画」を作っていくことになる。
彼ら若い監督は決して、ポルノを撮りたいわけではなく、「映画」を撮りたかったということはその作品群で後に証明することになる。
と言っても、当然どうにもならない作品も多いわけで、神代辰巳、田中登、村上透、小沼勝監督等、輝ら星の如くの才能があったから成し得たものである。

玉石混交のほとんどを見てきて思うことは、あの「梁山泊」を思い出し、歴史の変わり目の「陶酔」を感じさせてくれたことは真に幸せな映画青春期であったと、いまさらながら思う。
数多くの傑作に触れはしたが、田中登監督作品「㊙色情めす市場」程の作は日本映画史上でも珍しいと思う。
ひとりの娼婦と大阪西成地区との稀なる融合、ラストは村田英雄の歌「王将」とのベストマッチ、心からの「震え」を感じだものです。
田中登監督、この当時幼子を亡くし、その怨念がこの映画を作らせたとも語っている。

その田中登監督もすでに鬼籍の人だけれど、私たちが学ぶべきは、仕事は鬼になって初めて成しうることもあるのだと。

フツフツと湧き上がる情念は何時までも続かない。
「狂疾」は一度だけだと思え!!
説教はしまい

鴨長明「方丈記」の一節
世に従えば見苦し、従わざれば狂せるに似たり
突然思い出した。


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色物特集!!(?)女優「白川和子」に会った日  邦画

まずは写真を見ていただきたい。

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恥ずかしなから30年以上前の私と「白川和子」とお店の店員さんとオーナーである。
私の映画好きを知っていたオーナーが、お店の宣伝と取材でやってきた白川嬢に引きあわせてくれ、写真まで撮ってくれたのである。

当時、日活ロマンポルノ全盛期がやや過ぎ白川さんも東映「五月みどりのかまきり夫人」等に出始めていた。
それでも日活の屋台骨を支えていたことには変りなく、その時も分刻みのスケジュールであったと記憶している。

彼女の印象であるが、スクリーンの派手な印象とはまるで違い、地味な地味な感じでとても女優さんと見えなかった。
ただ、当然声は変えようはなく、あの鼻にかかったセクシーなものであった。
年齢的に、わたしとあまり大差なくとっても近親感を持ったものです。

後年某週刊誌で告白していたが「映画出演時は男を知らなかった」という仰天話をしていた。
さもありなん、某監督が白川のあまりの稚拙さに本当の男と女の営みをとなりの部屋から観察させたとの話も聞いている。

そういう時代のロマンポルノだったのである。

裸にならなくなった白川和子、現在貴重な脇役として活躍していること、本当に嬉しい。
たった一回会っただけだが「自分の女」なような妙な気分だ(笑)。

彼女の大傑作映画は「闇に浮かぶ白い肌」中島丈晴脚本、西村昭五郎監督作品だと固く信じている。「一条さゆり・濡れた欲情」は神代辰巳監督のもので彼女は脇役だと思う。
もう一本は「実録白川和子・裸の履歴書」がなかなかの出来。


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もう一つの日本映画ベスト10・エロス篇  邦画

常々、このようなことを書いてみたいと思っていた。

かつて寺山修司監督「書を捨てよ町に出よう」への出演もした映画評論家・斎藤正治がエロチックムービーに大変詳しかった。
日活ロマンポルノ裁判も闘いながらも、晩年アパートでの孤独死。私偶然にも裁判での協力者と親しかったことから、斎藤の生活ぶりを聞いたことがあるのだが、それこそめちゃくちゃな生活でいつ死んでもいいと言っていたらしい。

そうであったが彼の残した評論は一見の価値はあった。

実はロマンポルノは、私の青春とダブり、ほぼ完璧に近く映画館で見ている。
「恋狂い」「色暦大奥秘話」「夕子の白い胸」が最初であり、その後すごい数が製作されることになる。

今も昔も、それらの映画群はポルノではあったが、さほどエロチックであったとは思っていなかった。
作り手の情熱が「ポルノ映画」を超えた「青春」を描いていたからだろうと確信している。

前置きが長くなったが、真にエロチックな映画は一般映画の中にあると思っている。
つまり、肌の荒みを感じさせるポルノ映画の中には裸はあっても「エロス」は存在しにくいように思う。

では私の考えるBEST
@「うれしはずかし物語
A「身も心も
B「闇に浮かぶ白い肌
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書き始めてみたものの、実に少ない。
この手の映画は、日本映画のもっとも不得意なものかもしれない。
イタリア映画「青い体験」も稀に生まれた傑作の一本なのだから・・・。

どうも、今回はどうにもならないテーマを選んでしまった。

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本阿彌周子(ほんあみちかこ)「うれしはずかし物語」より
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旧芸名石倭裕子(いしわゆうこ)現在愛川裕子、私はもっともエロスが表現出来る女優さんだと評価しています。
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No.151◆ 「座頭市血笑旅 」1964年・評価【3】  邦画

《旅の道中、腹痛を起こしている母親とその赤ん坊に駕籠を譲った市。しかし、駕籠が市の命を狙う旅博徒に襲われ、母親が死亡。自分の身代わりとなった母親のため、市はその赤ん坊を父親の元に届ける約束をする。勝新太郎主演の勧善懲悪時代劇の第8作目。》

この頃は、勝新と雷蔵ぐらいしか借りていない。
世界の名作と言われるもの「市民ケーン」「素晴らしき哉、人生!」借りてはみたものの、途中下車、時代を超えることは実に難しい。
映画は、本来は時代を超えて訴える必要はないのではないかと思うこともある。
いきものである映画は本来、公開時本当に短い時間だけしか生きられないものかもしれないと思うことがある。

私にとって最良の映画が30年後に見て、「カス」にしか見えなくてもそれはそれで良いのであろう。
座頭市から大分それた。
それたついでに下世話な話を。

世界の名作と共にAVを借りてみた。
かつてあの竹中労が「性行為が商売になる時代が来る」と予言(笑)したような状況は「私は好奇心の強い女」「愛のコリーダ」あたりから始まってはいるようだが、まあ自然の流れなのだろう。
AVに限らず表ものはぼかしがじゃまだし、裏物は美しくないというアタリマエのことに行き着く。
奥ゆかしいAVを少し探したが、日当たりの良い明るいAVばかりで最初の15分で十分でした。
AVを見続けられる人、ピンク映画を見続けられる人々、やはり特殊能力が必要のようです(笑)。

で座頭市に戻らなくは!!
差別用語満載の当シリーズ、みなさん連発する「どめくら」という言葉、明るくとおおらかでとっても気持ちいい。
今回は赤ん坊を背負った座頭市が活躍の巻、シリーズても評価は高いようだが、私は普通の出来とみた。
ガキをだしに使うことは基本的には好きになれないこともある・・・・。

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