No.042/2011◆ 「曉の追跡 」1950年・評価【2】  邦画

監督:市川崑
出演:池部良、水島道太郎、伊藤雄之助、田崎潤
市川崑監督が交番勤務の警察官と麻薬組織の闘いを、カメラを交番の中に据えてドキュメンタリータッチで描いた警官ドラマ。ある巡査の過失によって事件の犯人が自殺してしまう。その後、事件の裏には麻薬組織の陰謀が秘められていたことが判明し…。
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なんとも古めかしい警官もの。
戦後間もない時代のもので、正義とはなんぞやと悩む若き警官を池部がそれなりに好演。
市川崑絶頂期「野火」「ビルマの竪琴」「破戒」「炎上」「処刑の部屋」等々、それ以外は余録といえば余録!!

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この頃「ぽすれん」レンタル本当に借りるものがない。
他社に乗り換えようと思っている。
その会社しか扱っていないものが魅力であるのだが・・・。


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No.041/2011◆ 「酔いがさめたら、うちに帰ろう。 」2010年・評価【3】  邦画

監督:東陽一
出演:浅野忠信、永作博美、市川実日子、利重剛、藤岡洋介
人気漫画家・西原理恵子の元夫で、2007年に亡くなった鴨志田穣の小説を浅野忠信、永作博美主演で映画化したドラマ。戦場カメラマンの塚原は漫画家の由紀と結婚しふたりの子供にも恵まれるが、いつしか酒に溺れてアルコール依存症となってしまい…。
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ご贔屓東監督作品。
硬軟何でもござれの監督、エロチック映画最高傑作「うれしはずかし物語」、政治色豊かな「やさしい日本人」ATG映画の傑作「サード」、子供への視線がやさしい「風音」等々

今回の映画もとってもいい。
芸達者を揃えた事も成功の原因だと思うが、全体のやさしい語り口がストンと心に入り込むような感じで気持ちいいのだ。
私はアルコールを嗜まないので共感はしにくいけれど、家族の有り様はこうありたいと思える。
つまり、形態はどうあれ、心で繋がっていたいと・・・。

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つい「反省しています」と言ってしまう浅野くんの表情がいい(笑)。


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No.040/2011◆ 「完全なる飼育 女理髪師の恋 」2003年・評価【3】  邦画

監督:小林政広
出演:北村一輝、荻野目慶子、林泰文、竹中直人
松田美智子原作「女子高校生誘拐飼育事件」を映画化した官能衝撃シリーズ第5弾。自堕落な夫と暮らす理髪店の女主人・ハルミに想いを寄せるケンジは、彼女を拉致監禁し飼育する。
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このシリーズ若松孝二監督作品で気に入り、小林政広監督も見ることにした。
実はシリーズタイトル「完全なる飼育」というのが実は大いに邪魔なのたが、興行的にはやはり必要なのでしょう。
今回もどこか汚いイメージが湧いてくるのだが、結構まともな大人の映画に仕上がっている。
透明感のあるりりーの歌もいい。

主演の荻野目慶子、かつて1980年「海潮音」の清楚なイメージはどこへやら、キレ風演技満開
荻野目、恋人の映画監督の自殺あたりから、徹底的に演技が変わったように思えるのだがどうなのだろうか?

映画は大人の自由な恋の一端を見せてくれる。
これはこれで納得した一本でした。

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No.039/2011◆ 「裸の太陽 」1958年・評価【2】  邦画

監督:家城巳代治
出演:江原眞二郎、丘さとみ、中原ひとみ、仲代達矢
江原眞二郎、丘さとみ共演の青春ドラマ。機関車のカマ焚きをする雄二とレース工場で働くゆき子は、将来を誓い合った恋人同士。ふたりは乏しい給金から結婚資金を貯めていたが、ある日、木村が親友にその資金を貸したことから不穏な空気が流れ始め…。
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どうにもこうにも、お金の話ばっかりでうんざりさせられた映画です。
実生活でもお金の話はなかなか出来ないもので、ぐっと品が悪くなってしまう。
私たちはお金のために働くけれど、どこかお金の匂いをさせまいとしているようなところがありはしまいか?

この映画貧相なおはなしが続くけれど、本物のSLシーンはなかなかの迫力で、ここだけでもこの映画を見た価値はあったように思う。


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この頃は原発関連のお話を聞くことが多くなった。
やはり、とんでもないことが起ころうとしているとしか思えない。

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No.038/2011◆ 「完全なる飼育 赤い殺意 」2004年・評価【3】  邦画

監督:若松孝二
出演:大沢樹生、佐野史郎、伊東美華、石橋蓮司
監禁する男と監禁される少女を描いた松田美智子の原作を映画化した官能シリーズ第6弾。映画初主演となる伊東美華、監禁男役に佐野史郎を配した若松孝二監督作。ホストの関本は殺人を犯した後逃げ込んだ家で飼育されている明子という女性と遭遇する。R-15作品。
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このキワモノ的作品、ほとんど期待していなかったのだが、かなり良質な大人の作品に仕上がっている。
まず、何と言っても伊東美華という、モデル出身の女優さんが素晴らしい。
根性ある演技でベテラン陣に引けを取らない。
この映画も基本的には女性の目から描いているようなところがあり、女性のための映画のようにも思える。
誘拐された少女が自立していくさまを犯罪を絡めながら丁寧に描き出している。
絶品のおどおどした演技と、大人びたヌードは美しい。
美乳とはこういう人の事を言うのだろう。

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No.037/2011◆ 「 BALLAD 名もなき恋のうた」2009年・評価【3】  邦画

監督:山崎貴
出演:草なぎ剛、新垣結衣、大沢たかお、夏川結衣
『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督、『山のあなた 徳市の恋』の草なぎ剛、『フレフレ少女』の新垣結衣主演による純愛時代劇。“鬼の井尻”と恐れられていた武将・井尻又兵衛と、春日の国の姫・廉姫との身分が違うふたりの悲恋を描く。
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ゆるいゆるいSFドラマ。
ところがこの緩さがとっても気持ちがいいのだ。
スタッフが楽しんで作っているようなところが感じられ、こちらもついつい細かいところは気にしないような映画の見方になってしまう。
タイムスリップの矛盾を「最後の銃弾」で辻つまを合わせるのも納得!!

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No.036/2011◆ 「 キャタピラー」2010年・評価【4】  邦画

監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の若松孝二監督が、戦争に翻弄されるひと組の夫婦の姿を赤裸々に描いたドラマ。戦争で四肢を失い、傷痍軍人として帰還した夫は村人から軍神と崇め奉られる。妻はそんな夫の食欲と性欲の処理に追われるが…。R15+
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この映画を見終わり、私はふと思い出したことが二つある。
ひとつは傑作漫画、山上たつひこ「光る風」、洋画ドルトン・トランボ監督「ジョニーは戦場へ行った」いずれも四肢を失った男の物語。

若松暴行映画を見続けながらも、逆にこの監督の優しさみたいなものを感じないわけではなかったが、今回の映画こそ若松の本質が出たように思える。
この「キャタピラー」は間違いなく、女性賛歌であり、本質的には女性映画だと思っている。

性描写がすごいみたいな書かれ方を男性週刊誌等で見かけたが、そんなことは微塵もないわけで、切ない切ない映画なのです。
その切なさたるや涙なしには見られないほどである。

もう一つの特徴は日本の戦争がきちっと記録フィルムでたどっているところも好感が持てる。
いわば教育映画としても通用すると思える。
さらに微妙な差別感も網羅されている。

暴行魔を演じていた「吉澤健」、いいお父さんを演じていて若松映画ファンとしては嬉しい。

ひとつメガネ屋として苦言を言えば、現代のカラーメタルフレームで堂々演じていた俳優
それはないぜよ(笑)。せめてセルフレームにしてよ!!

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No.035/2011◆ 「 忘れられぬ人々」2000年・評価【2】  邦画

監督:篠崎誠
出演:三橋達也、大木実、青木富夫、内海圭子、風見章子、真田麻垂美
畑の世話に精をだす男やもめの木島、最近ひとめぼれした老婦人に心ときめかす明るい伊藤、長年連 れ添った妻の余命幾ばくもない事を知ってしまった居酒屋の主人・村田。彼らは元戦友同士でそれぞれの人生を穏やかに歩んでいた。やがて村田の妻が入院した 先の看護婦が、戦死した戦友の孫娘である事を知るが、彼らはそこから思いも寄らぬ出来事に巻き込まれてゆくのだった……。「おかえり」の篠崎誠監督が日本 映画史に燦然と輝く名優たちを主役に迎え描く感動の物語。
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ラストはまるで東映ヤクザ映画の出入りである

老人になった戦友たちが、心霊商法の罠にはまり込みにっちもさっちもいかなくなるお話。
この悪徳会社の連中がなかなかの迫力で、何となく納得してしまうほどのウマさなのである。

もともと商売は、悪徳でないにしても、このような部分があるわけで、法律のすれすれをいく職業はいくらでもあり、この人達を憎みラストの人殺しまだ持っていくこの映画の筋立てに少し無理が有るように思う。
心霊商法(?)と言えども、世の中には納得してお金を出す人もいないわけではあるまい。

逆に、コツコツ地味では簡単に潰れる時代でもあるのです。

私どもの眼鏡業界でも、おとり広告風な物は日常茶飯事、広告品を売ったらペナルティなんて怖い話まである。
結局、お客に如何に広告以外の高い商品を売りつけるかが、販売員の腕にもなる。

メガネなんてものは、製作者の腕七分、商品力三分だと確信を持って言えます

またまた横道に逸れました(笑)。

無理やりこじつけるのが当方のブログの特徴ですから・・・。失礼!

で映画ですが、なんとも後味が悪いと思うのは商売人の私だけでしょうか?

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敢えて批判を承知で書いています!!
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小さい春memo  日々のこと

ふと目を止めればそこには春

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今年の冬はいろいろなことがありました。
車もこの有様!!

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車新調しようと、車屋さんに注文だしたが納車は二三ヶ月先、当然今回の震災の影響です。

井戸水の汲み上げモーターも寒さのために故障、今日業者の人に交換をしてもらいました。

今日は私目出度くもない誕生日、会社に無理矢理に休暇を取れとの業務命令(笑)。
はいはいと・・・

周辺の木々は緑深まり、花見のシーズン。

東電の株、100円になったら買おうかと夢想している日々。

季節の移り変わりは単純な繰り返しに思えるけれども、人は必ずしも来年が来るものでもない。
そんなことも考えている。




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No.034/2011◆ 「 子宮の記憶 ここにあなたがいる」2006年・評価【3】  邦画

監督:若松節朗
出演:松雪泰子、柄本佑、野村佑香、寺島進
藤田宜永の原作小説を『フラガール』の松雪泰子主演で映画化。新生児の時に誘拐されたという過去を持つ少年・真人は、その犯人である女に会いに行くことを決意する。再会したふたりの間には、いつしか恋人とも親子ともいえない不思議な愛情が芽生え…。
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若松監督作品「沈まぬ太陽」のような大げさな作品より、この映画のほうがはるかに私は好きである。
ちよっとエロチックな部分がなかなかいい。
いろいろ不満なところもあるが、いい場面も多い。

長く映画を見てくると先が読めてしまう事もあるが、そこがいいという場合もある。
少年の恋人が沖縄まで訪ねてきて、翌日桟橋での笑顔の別れ、あまりに明るい笑顔の裏に「死」を暗示させる部分。
そしてラストの母親の突然の死、この切なさ。

全体に言えることは、この映画説教臭くないこと、外から見て不幸に見えても人の幸福感などは当人たちしかわからないという至極真っ当なことを訴えるところ。
こういう映画はありそうで実はあまり多く無いように感じている。

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No.033/2011◆ 「カオス 」2000年・評価【3】  邦画

監督:中田秀夫
出演:中谷美紀、萩原聖人、光石研、國村隼
『怪談』『DEATH NOTE〜』のスピンオフ作品などの公開を控える中田秀夫監督が手掛けたサイコサスペンス。便利屋の黒田は、謎めいた人妻・佐織理から狂言誘拐の手伝いを依頼される。黒田は戸惑いつつも多額の報酬と引き換えに依頼を受けるのだが…。
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まあ、題名どおりで混沌が売り物であろうか?
何となく混乱はするがそれなりに理屈にあっているから「よろしい」といった塩梅。
中田監督こういうモノのほうが性にあっているようだ。
主演の中谷美紀が美しいといえば美しい(笑)。
なんとんくオドオドした萩原聖人君が例によって上手!!

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No.032/2011◆ 「花の兄弟 」1961年・評価【2】  邦画

監督:池広一夫
出演:市川雷蔵、橋幸夫、姿美千子、水谷良重
市川雷蔵と池広一夫監督の代表作をDVD化。元服早々父の仇討ちという使命を背負わされた兄・市之進と、武家を嫌ってやくざの世界に飛び込んだ天衣無縫の弟・新次郎。生き別れになっていたふたりは、因縁の再会を果たす。橋幸夫がやくざの弟役を好演。
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喜劇風仇討物。
深刻ぶらない市川雷蔵もまた良い。
橋幸夫のウマさはなかなかのもので、一流歌手ならではの明るさが作品に潤いを与える。
それだけといえばそれだけの作品(笑)。

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大震災からほぼ三週間ぐらいだ経つだろうか。
「情」から「実」の段階にかかりつつあるように思うが、原発事故の方も限りなくチェルノブイリに近づく悲惨さ。
みんなが喪に服したら日本は立ち行かない。
少し明るく過ごしてみてはどうだろうか?


恐ろしい話が・・・。

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