No.034/2011◆ 「 子宮の記憶 ここにあなたがいる」2006年・評価【3】  邦画

監督:若松節朗
出演:松雪泰子、柄本佑、野村佑香、寺島進
藤田宜永の原作小説を『フラガール』の松雪泰子主演で映画化。新生児の時に誘拐されたという過去を持つ少年・真人は、その犯人である女に会いに行くことを決意する。再会したふたりの間には、いつしか恋人とも親子ともいえない不思議な愛情が芽生え…。
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若松監督作品「沈まぬ太陽」のような大げさな作品より、この映画のほうがはるかに私は好きである。
ちよっとエロチックな部分がなかなかいい。
いろいろ不満なところもあるが、いい場面も多い。

長く映画を見てくると先が読めてしまう事もあるが、そこがいいという場合もある。
少年の恋人が沖縄まで訪ねてきて、翌日桟橋での笑顔の別れ、あまりに明るい笑顔の裏に「死」を暗示させる部分。
そしてラストの母親の突然の死、この切なさ。

全体に言えることは、この映画説教臭くないこと、外から見て不幸に見えても人の幸福感などは当人たちしかわからないという至極真っ当なことを訴えるところ。
こういう映画はありそうで実はあまり多く無いように感じている。

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No.033/2011◆ 「カオス 」2000年・評価【3】  邦画

監督:中田秀夫
出演:中谷美紀、萩原聖人、光石研、國村隼
『怪談』『DEATH NOTE〜』のスピンオフ作品などの公開を控える中田秀夫監督が手掛けたサイコサスペンス。便利屋の黒田は、謎めいた人妻・佐織理から狂言誘拐の手伝いを依頼される。黒田は戸惑いつつも多額の報酬と引き換えに依頼を受けるのだが…。
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まあ、題名どおりで混沌が売り物であろうか?
何となく混乱はするがそれなりに理屈にあっているから「よろしい」といった塩梅。
中田監督こういうモノのほうが性にあっているようだ。
主演の中谷美紀が美しいといえば美しい(笑)。
なんとんくオドオドした萩原聖人君が例によって上手!!

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No.032/2011◆ 「花の兄弟 」1961年・評価【2】  邦画

監督:池広一夫
出演:市川雷蔵、橋幸夫、姿美千子、水谷良重
市川雷蔵と池広一夫監督の代表作をDVD化。元服早々父の仇討ちという使命を背負わされた兄・市之進と、武家を嫌ってやくざの世界に飛び込んだ天衣無縫の弟・新次郎。生き別れになっていたふたりは、因縁の再会を果たす。橋幸夫がやくざの弟役を好演。
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喜劇風仇討物。
深刻ぶらない市川雷蔵もまた良い。
橋幸夫のウマさはなかなかのもので、一流歌手ならではの明るさが作品に潤いを与える。
それだけといえばそれだけの作品(笑)。

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大震災からほぼ三週間ぐらいだ経つだろうか。
「情」から「実」の段階にかかりつつあるように思うが、原発事故の方も限りなくチェルノブイリに近づく悲惨さ。
みんなが喪に服したら日本は立ち行かない。
少し明るく過ごしてみてはどうだろうか?


恐ろしい話が・・・。

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