No.036/2011◆ 「 キャタピラー」2010年・評価【4】  邦画

監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の若松孝二監督が、戦争に翻弄されるひと組の夫婦の姿を赤裸々に描いたドラマ。戦争で四肢を失い、傷痍軍人として帰還した夫は村人から軍神と崇め奉られる。妻はそんな夫の食欲と性欲の処理に追われるが…。R15+
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この映画を見終わり、私はふと思い出したことが二つある。
ひとつは傑作漫画、山上たつひこ「光る風」、洋画ドルトン・トランボ監督「ジョニーは戦場へ行った」いずれも四肢を失った男の物語。

若松暴行映画を見続けながらも、逆にこの監督の優しさみたいなものを感じないわけではなかったが、今回の映画こそ若松の本質が出たように思える。
この「キャタピラー」は間違いなく、女性賛歌であり、本質的には女性映画だと思っている。

性描写がすごいみたいな書かれ方を男性週刊誌等で見かけたが、そんなことは微塵もないわけで、切ない切ない映画なのです。
その切なさたるや涙なしには見られないほどである。

もう一つの特徴は日本の戦争がきちっと記録フィルムでたどっているところも好感が持てる。
いわば教育映画としても通用すると思える。
さらに微妙な差別感も網羅されている。

暴行魔を演じていた「吉澤健」、いいお父さんを演じていて若松映画ファンとしては嬉しい。

ひとつメガネ屋として苦言を言えば、現代のカラーメタルフレームで堂々演じていた俳優
それはないぜよ(笑)。せめてセルフレームにしてよ!!

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No.035/2011◆ 「 忘れられぬ人々」2000年・評価【2】  邦画

監督:篠崎誠
出演:三橋達也、大木実、青木富夫、内海圭子、風見章子、真田麻垂美
畑の世話に精をだす男やもめの木島、最近ひとめぼれした老婦人に心ときめかす明るい伊藤、長年連 れ添った妻の余命幾ばくもない事を知ってしまった居酒屋の主人・村田。彼らは元戦友同士でそれぞれの人生を穏やかに歩んでいた。やがて村田の妻が入院した 先の看護婦が、戦死した戦友の孫娘である事を知るが、彼らはそこから思いも寄らぬ出来事に巻き込まれてゆくのだった……。「おかえり」の篠崎誠監督が日本 映画史に燦然と輝く名優たちを主役に迎え描く感動の物語。
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ラストはまるで東映ヤクザ映画の出入りである

老人になった戦友たちが、心霊商法の罠にはまり込みにっちもさっちもいかなくなるお話。
この悪徳会社の連中がなかなかの迫力で、何となく納得してしまうほどのウマさなのである。

もともと商売は、悪徳でないにしても、このような部分があるわけで、法律のすれすれをいく職業はいくらでもあり、この人達を憎みラストの人殺しまだ持っていくこの映画の筋立てに少し無理が有るように思う。
心霊商法(?)と言えども、世の中には納得してお金を出す人もいないわけではあるまい。

逆に、コツコツ地味では簡単に潰れる時代でもあるのです。

私どもの眼鏡業界でも、おとり広告風な物は日常茶飯事、広告品を売ったらペナルティなんて怖い話まである。
結局、お客に如何に広告以外の高い商品を売りつけるかが、販売員の腕にもなる。

メガネなんてものは、製作者の腕七分、商品力三分だと確信を持って言えます

またまた横道に逸れました(笑)。

無理やりこじつけるのが当方のブログの特徴ですから・・・。失礼!

で映画ですが、なんとも後味が悪いと思うのは商売人の私だけでしょうか?

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敢えて批判を承知で書いています!!
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