オートバイに乗るのは楽しい。オートバイは乗り物なので、それが一番なんだけど、その楽しさを大きくしてくれることが、たくさんあります。そのひとつは人とのつながり。自分の世界と違う人から得られることは、とても多いものです。
なんでこう思ったかというと、バイカーズステーションの連載、“スガイ的レーシングライフ”を発見。書いているのはレーサーの須貝選手。須貝さんは、世界GPにチャレンジしたり、レースで活躍してますけど、ある時まで知りませんでした。
10年近く前の話ですが、私の店ではモンテッサを扱っていて、ミッションオイルの指定が、エルフのHTX740。クラッチの切れを良くする、サラサラのオイルです。店で扱うのに、オイルを卸してくれる会社の人が、やってきました。驚いたことに、その人には、前日会っていました、それが須貝さん。
モテギの走行会、スキルアップミーティングで先生をやっていたのでした。レースの話、マシンの話、もちろんオイルについてなど、興味深い話を聞くことが出来ました。走りのプロなだけに話が違います。しばらく、ドカティ900SLで通ったモテギのスキルアップミーティングやライディング誌のスクール。そこでライディングの指導をしてもらいました。
オートバイに乗るのに大事なことは何か?ライディングのスキルをあげることが、オートバイを楽しむには絶対必要だ、と再認識させてくれました。当時ドカティ900SLが乗ることが楽しくて、サーキットへ足を運ぶようになっていました。そのオートバイに乗って、そこへ行かなければ会えなかった人。何に乗るかで、世界が変わっていきます。

フレームの剛性の違いでドカと国産車ではラインが違う、とは、伺い知ることのない世界。

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