ここの所、オイルポンプネタばかりですみません。いじっていると、つい面白くなって熱中していました。今回で終了です。
ポンプ内部の子部品が設定されていても、その部品が“販売終了”となっていたら、残念ながら入手できません。私のL2−Cのオイルポンプには、2ヶあるはずのウォームギアの回転をシャフトに伝えるピンとスプリングが1ヶだけでした。1ヶでも作動に問題なかったのですが、あるように設定されているものがないと物足りない気がしました。
ところがこのピンとスプリングは販売終了。ピンは2mmの径で長さが3.5mm。これは2mmの鋼線をカットして作りました。スプリングは外形2mm、長さ6mmと、極小です。オートバイや車の目に見えるところで、こんな小さなスプリングは使われていません。それが、ほぼ同じ大きさのスプリングが見つかりました。もともと付いているものよりは、バネ力は弱いのですが、ピンを押し出すには充分です。これは、どの車やオートバイでも必ず使うものの中に入っています。どこにあるかは別ネタで・・・・。
これで部品が全部揃ったのでポンプを組み立てて取付けました。エアー抜きをしてエンジン始動、もちろん燃料は混合にしています。オイルの供給もOK、そして、オイル漏れもなくなりました。

左が、正規品、右は手作りと流用品。
話は変わりますが、このように小さい部品や、バラバラのボールベアリングなどは、外したら無くさないように、たっぷりグリス付けにしておきます。

エンジンからの回転をウォームギアがピンを介してシャフトを回します。

ギアが止まっているとき、シャフトを回すと、ピンが押されて中に入りシャフトを回すことが出来ます。

オイル漏れがなくなりました。

3