以前、610Rに乗ったことがあります。スロットルを開けると、ドカーンッと加速、戻すと強烈なエンブレ、ギクシャクしながらも、凄さを感じて走りました。
それに対して、この570はどうだ、強烈さも凄さも感じない乗り出し。ただ振動が多いけど、意外に普通。あの610Rは、手が入っていたのかもしれません。
それが、コーナーが連続する道に入ったとたん、どうしたというのだ、コーナーに吸い付くようにバンク、立ち上がりでスロットルを開けると、武者震いをするような、エンジンの振動で加速していく。顔を向けるだけでコーナリングしていくような曲がり方はしない。しっかり意識を持って向きを変えていかないと遅れてしまう。
これは、まさしくイタリアンバイクだった。これから、山道へ向かう日々が続くかもしれない。


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