570のキックレバー位置は、私には高すぎて、そのままでは、勢いよく踏み込めず、エンジンはかけられませんでした。コンクリのブロック、3ケ位の高さの縁石等に乗って、右足で思い切り踏み込んでエンジンをかけていました。
それが、今は、何も段差のないところでも、かけらられるようになりました(有ればより良いが)。特に、何かをしたわけでもないのに。想像するに、エンジンの慣らしが進むにつれ、フリクションが少なくなってクランクがよく回るようになった。バッテリーレスなので、クランキングのスピードが上がると、発電圧が上がって火花が強くなってかかりが良くなった、ということかもしれません。
キックするときのピストンの位置さえ合わせれば、SR400より軽くかかる感じです。エンジンさえかかれば、ふつうに乗れる良いオートバイです。
扱いにくいオートバイ、のように言われているようなことが有るようですが、そんなことはありません。ただ、乗り手がやらなきゃいけないことが、少なくありません。たとえば、クラッチが引きずり気味なので、止まるとニュートラルが出しにくい。それは、止まる前にニュートラにするとか、スロットルを少しひねって回転が下がるときにシフトレバーを操作するとか、細かい操作で解消します。
低回転のときにスロットルを急に開けるとギクシャク、回転をあわせたり、クラッチを使ったり、ギクシャクしないように扱えば良いことで、クラシックバイクに乗ってたり、昔からオートバイに乗っている人がやっている、当たり前のことです。


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