
静御前ゆかりの清水、右が御前腰かけの石
静御前縁(ゆかり)の清水掬(むす)びけり
自然に湧き出している清冽な冷たい水。「泉」は湧き水が湛えられた状態をいい、「清水」は水の透明度や冷たさに重きのある呼び名。清水のある場所や状態により、山清水、岩清水、寺清水、草清水などと用いられる。秋保大滝の帰りに清水窪に立ち寄った。民家の庭先を通らせてもらい、静御前ゆかりの清水と腰かけ石を拝見した。平泉藤原氏のもとにあった源義経を慕い疲労困憊の体(てい)でここまできた静御前は村人に助けられ、元気を取り戻して再び旅立っていったという。

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