最近、一人で歩いていて単独行の良さが少しずつ分かってきた。その日になって中止しても、急に行くことにしても誰にも気兼ねがいらない。パートナーに対する気遣いが必要ない、という気楽さが非常に心地よく感じられる。
今日(2月11日)は国道118号線から県道196号線の区間。入山口に猛犬がおり、凄く吠えるので来るのを敬遠していた所だ。偵察の時は、あまりの吠え方に怪しい者と思ったのか近所の人たちが飛び出してきた。今回はそれほどでもなかったが、でもけっこう吠えられた。
歩き出しからいきなり標高差150mの登りは息が切れる。それだけ登ったのに左側の高田という集落は、標高が高くて庭先を歩いている感じである。稜線は概ね踏跡があるが、払った枝や葉が積もっていて、そんなに歩きやすくはない。熊野神社というお堂があった。
送電線先の期待していた(距離が稼げるのではと)仕事道はヤブに覆われていた。左下には地図にない真新しい舗装道がある。地図にないので、どこに繋がっているのかわからないため利用できず、忠実に稜線を歩く。その先工事中の林道を少し歩いてから、2万5千地形図上の止屋場という字の東側のコブに登るが、凄く急で堪えた。ピークには祠があった。大神宮山分岐までコブの登り降りを繰り返す。
大神宮山を往復する。同じ名前の山がすぐ西にある。むこうは登山道と展望台があるが、こちらは道もなく不遇な山である。三角点は頂上より少し低い所にあった。少しは訪れる人もいるらしく小さな道標が2つあった。
林道茗荷古屋敷線(仮称)を過ぎたところで長い休憩をとる。私が単独行のときに長い休みを取ることは殆どないが、今日は訳あって取ったのだ。それは水を注げば発熱する加熱剤の実験をするためだ。実験結果は、火を使わないので火事の心配もなく、良く発熱するのでマアマアという結論を得た。しかし、私が持ってきた「カップしるこ」の作り方を読んでみると、それは電子レンジ用で、お湯を入れるタイプの物ではなかった。モチも餡も真空パックになっていたので、水を注ぐ前に気がつけば食べられたのに。カップを見ただけで、お湯をいれれば良いと早合点をして買ってきてしまったのだ、残念。
再び歩き出すと、県道196号線は指呼の間であった。
歩行距離 12,5km 歩行時間 6時間(約1時間の休憩含む)

熊野神社にあった看板

止屋場の東のピークにあった祠

山ノ神の石碑

大神宮山

県道196号線に出て終了

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