バレーボールを観るのが好きです。
息子が中学・高校でバレーをやっていたこともありますが
私がまだ北九州にいた頃、
バレーボールを持って御手洗公園に遊びに行ったとき
そのことは起きました。
3人か4人の女の子がそこにいたと思います。
とても大きな、見上げるほどの男の人が来て
「バレーボールだね。投げてご覧」と笑顔で言いました。
その人に投げた途端、
ボールは空高く、柔らかく揚がりました。
みんな唖然として見上げましたが
落ちてきたボールをその人は何度も打ち上げました。
八幡製鉄のバレーの選手だったと知りました。
今から43年前のことです。
その人が通りかかった公園が
今も変わらず八幡西区山寺町にあります。
バレーの放送があるたび、この公園を思い出します。
そして空に吸い込まれるように高くあがったボールは
私の中で明るいイメージとなって広がります。
きのう読み終わった「阿弥陀堂だより」のなかで
96歳の阿弥陀堂守の老婆が
「眠れないときは小川の水になって、
海まで流れていくことを想像するであります」という言葉があります。
村から出たことがない老婆の果てしない想像。
いつか緩やかな眠気がやってきて・・・・。ふぁあ・・

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