
11月に見たのを最後に、
ずっと姿が確認できていなかったバンの子。
きょう、一番最初に見た場所に居ました。
だいぶ体が黒くなっていますが、まだ嘴は赤くありません。
目が真っ赤なのは、嘴が赤くなる証拠?
バンは一夫多妻制で、同じ巣に複数のメスが卵を産みます。
同じ巣に10個も卵があることも、珍しくはないそうです。
でもこの引地川親水公園で孵った卵はたった1個だったようです。
親も産みっぱなしで、面倒をみません。
カルガモにつつかれている姿をよく見たので
元気で大きくなっているか、気になっていました。
水生植物の繁るブッシュの中にいつでも逃げ込めそうな川の端っこに
ひとり浮かんでいました。健気です。
鳥を探す時に、鳥の気持ちになると
案外、容易に見つかります。
小魚を餌にする水鳥は、水面に光が反射しない所、
草の影が水面に落ちているところに、太陽を背にして留まっています。
私もそちら側から水中を覗くと、
魚の動きが手に取るようにわかります。
鵜のように軍団で来て、
ダーッと潜っていっさいがっさい呑み込む鳥はそうではありませんが
鳥は鳥なりに、狩りの方法を熟知しているのだと思います。
力で魚をゲットする鵜ですが
浜松のあたりのうなぎの養殖業者は、その荒業に頭を痛めているそうです。

1