海苔の種付け作業が始まりました
水車とよばれる丸い鉄枠に 養殖網を巻き
夜明けの光に刺激され 石灰質の貝の中で育った
糸状体から熟成された 海苔の種が放出される瞬間
網に満遍なく付着するように 水車を回転させつけてゆきます
種がついているのかどうかは
顕微鏡で判断 100倍の視野で確認
種の数が多かったり 少なかったりすると
海上での養殖に おのおの影響が出ますので
各生産者の思いの種数をつけてゆきます
そこで一旦 網を水車より外し 保存水槽へ入れ
種を落ち着かせ 確実についているか 夕方に確認し
冷凍庫に保存します
海苔の種付け作業の間 早朝というより夜中より
夜にかけて 長くハードであり
肉眼では見えない小さな世界の 生き物の生態とのかけひきなので
たいへんです


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