明石の海より

昨日、テレビで紹介されました海苔つくだ煮を紹介します。

全形焼き海苔15枚（約50g）をさっと炙り細かくちぎります。
鍋の上でちぎると海苔が散乱しにくく、手間も省けます。
鍋に、酒300ccを入れ細かくちぎった海苔を入れ
30分程度浸けこみます。
みりん200cc、酒200cc、薄口しょうゆ50cc、
たまり又は濃口しょうゆ150cc、砂糖50g
の調味料すべて入れます。
まずは、ゆっくり中火にかけ、沸騰してきたら鍋の淵に灰汁がでますので
しっかりと取り除きます。
灰汁が出なくなれば弱火にして、常に箸でかき混ぜながら
水分がなくなるまで炊きます。
焦げやすいので、鍋の前を離れずにしっかりと状態をみておいて下さい。

　年間通して水揚げはあります。旬の時期は旬は春から夏にかけてなのですが、良くなってきたので写真を撮りました

朝晩の冷え込みもきつくなり
ようやく冬らしい日々となってまいりました。
さて、本日より海苔の生産も始まり
（一部の加工場ではありますが・・・）
いよいよ、海苔生産本番スタートであります。
加工場からもれてくる小気味よい機械の音色
これが、浜のあちこちから聞こえてくると
私達も「始まったなぁ」と感ずる時期です。
この後、大きな時化もなく（適度な風は必要！）
量産できるよう祈念しております。

これは、種付けした後の海苔網を一旦漁場に持って行き
育苗し、その後順調に育成した網を持ち帰り
冷蔵庫で保管する為、巨大な扇風機？で
乾かしているところです。
その後、海水温とにらめっこしながら適温になれば
再び、漁場に持って行きます。
そうなれば、２週間後くらいには、いよいよ生産開始となります。
香ばしい海苔のかおりがただよう季節がやってきます。

種付けをして冷凍保存してあった種網を
海に張り込んで育てていく事を「育苗」といいます。
「U（ユー）」と呼ばれる道具を使って網を干出して
網の汚れを落し約2週間育てていきます。
良い網に育って欲しいですね。

海苔網の種付け作業の模様です。水車に網を巻きつけ種を付着してゆき、顕微鏡で種の数を確認した後、網を外して保存水槽に夕方まで置いておきます。再度顕微鏡にて確認した後で冷凍保存致します。この作業を約２週間毎日繰り返します。