リビングに黄色スズメバチが侵入していた。
1日平均1匹くらい、多い日には3匹ほど死んだ状態で見つかる。
女房殿が見た様子から、どうやらダウンライトの隙間から入って来たという事がわかった。
換気窓などない天井裏に、どうやって入るモノかと思っていたが、瓦屋根の隙間から出入りしているらしい。
リビングに現れる時には、弱っているか、死んでいる状態だが、巣が大きくなる夏以後は想像すると恐ろしい。
とりあえず、近所の人や、知り合いに訊いて、便利屋さんに頼むことにした。
電話したその日に、防護服やハシゴを持って便利屋さんは、やって来た。
ユニットバスの天上から上り、巣を取った後、表のから進入口にパテを押し込んで塞いでくれた。
時間にして1時間30分、恐怖におびえていた日々を考えると、あっという間であった。料金は、21000円であった。
個人で、防護服とハシゴを買って作業する事を考えれば、便利屋さんの方が安上がりだと思う。
実は、当家に黄色スズメバチの巣が出来るのは、昨年に続き2度目である。その前には、隣の家に出来ていたと聞いた。
この辺では、あまりスズメバチの巣が出来るという話は聞かないから、かなりの集中度である。
さて、当家には実のなる木がある。よく風水や家相では、実のなる木は、庭に植えてはいけない、という記述を読んだことがある。
どうやら、この家相の教義は、この辺にあるのかもしれない。
実があれば虫が来る、当然それを食べるスズメバチや鳥も来る。スズメバチは、当然危険だし、鳥の巣は、歓迎する家もあるらしいが、渡り鳥の糞は、衛生上好ましくないかもしれない。
しかし、まぁなんと、便利屋さんが頼もしく見えたことか。
色々と社会勉強した1日であった。

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