先日、消防団地元部の関係者懇親会へ出てきた。
退団して、とうとう招待される側になったのだ。
つい先頃、強風の晩にサイレンが鳴り、「あぁ、もう出なくてもいいんだ。」と思った。その時になって、ようやく肩の荷が下りた気がした。
約17年間、消防団にお世話になったが、特に感慨はなく、ただ、操法練習をしなくていいんだと思うと、ほっとする。
消防の活動で時間がとられるのは、5月中旬から始まる操法練習だった。団員の平均年齢が上がってゆく中、体に高負担の掛かる運動は、いかがなものかと思う。だが、水圧が掛かるホースの取り扱いなど、命に関わる操作を学ぶには、体で覚える事が出来る操法は、うってつけであると思っている。
この社会情勢の中、消防団の能力を維持するなら、相応の対価が必要だろう。奉仕精神や地域の横の繋がりに頼った人集めは、残念ながら廃れてしまったように見える。

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