2013/8/21
ある日
TOKYO
(トキオ)胎内道に堕ち
現実と幻実がたたみこまれた
層
(レイヤー)の皺襞
(しゅうへき)に
喪神す
捜神の刻
(とき)
眼裏
(まなうら)に舞う
白蝶
何処へいくのか
超然として飛んでいく
君の
魂の白蝶
ゆーるり ひらひら
軽やかに
飛んでいる

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2013/8/21
デカルトは
こう言うべきであった
「我感じる、故に
我在り
我思う」

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2013/8/21
はじめに
自然があった
自然は数多の生命を育み
生命はいのちのかぎり
輝いていた
君がまだ自然の一部で
自然と交感し合う存在だったとき
君の心耳
(しんに)は
天地をわたる歌を聴き
ともに歌っていただろう

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2013/8/21
苦しいときは
苦しみに
安心して身を委ねよ
アケ の時を
信じて

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2013/8/21
体よわったときは
心で立つ
心よわったときは
魂で立つ
非二元三位一体
(トリニタス)でいく

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2013/8/21
あぁ この人と相逢うために
生まれてきたのか
とおもえるような
うつくしい魂に見
(まみ)えたくて
この世を旅している

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2013/8/21
人間という現象
その性
(しょう)は華
一身を一茎の華として
この宇宙を厳
(かざ)る
華の顕れである

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2013/8/21
われらは
世界海の一滴
極微の存在とはいえ
宇宙海の水につらなる
いのちの一滴

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2013/8/21
肉身に
魂柱を立てよ
身中に鳴り響く絃をもって
生命海のすべての魂と
交響せよ

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2013/8/21
一日のはじまりに
天地に満ちる
瑞々しい光
鳥たちは朝ごとに
新たな光を呼吸して歌い舞う

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2013/8/21
五月の新緑は
集光器
溢れんばかりの
光と新生力に
煌いている

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2013/8/21
あるとき
永遠とであって
しばらく
この世の時を
喪失す

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2013/8/21
ひと日
ひと時
無為に遊べば
吾より時は
離
(さか)りゆく

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