酒造好適米「山田錦」は町の誇り この田からも「山田錦」が育っていく
♪雪やこんこ あられやこんこ 降っても降ってもずんずん積もる 山も野原も綿帽子かぶり 枯れ木残らず花が咲く♪雪やこんこ あられやこんこ 降っては降っては まだ振りやまぬ 犬は喜び庭駆け回り 猫はコタツで丸くなる♪
って雪はいつ積もるんじゃーいっ!
って突っ込みどころ満載の暖冬日本ですが、さもありなん。
今回まずご紹介いたしますのは、大阪から中国自動車道を走る事、およそ1時間。
兵庫県は吉川(よかわ)町にお邪魔しました。
日本酒は米から造るのは当たり前ですが、実はこちらの吉川町は酒造好適米では群を抜く
「山田錦」の生産高日本一の町なのです。
吉川町民の氏神 若宮神社 冷え込みのせいで凍っている手水
そんな吉川町の氏神様の若宮神社にまずはご参拝。
ご手水舎で手と口を清めてと、、、。って凍ってるではないか!
暖冬ってもやはり山間地帯は冷え込みが激しいようです。
とにかく身を清めたつもりになって、二礼二拍手一礼のお作法でいつもの如くご参拝。
すっきりしたらさっそく観光。
実はこの辺りに横長の滝があるって聞いたんだけど、、、。判りません。標識も看板も何もありません。
判らぬならば教えてもらいましょう。誰にって?
もちろん地元の方にです。それでは地元の方に聞きましょう。おーい、地元の方ぁーっ!って叫んだところで誰もいません。
右往左往してると農機具販売のお店の前に人影が!人がいたぁー!よかったぁー!
滝の場所を聞いてみると、どうやら細い農道を入って行くと目的地の
「黒滝」は存在するとの事。
扇のように拡がる水舞台 黒滝 華麗な落水も凍っている
言われた通りにハンドル切るとありました。迷いつつも来たかいがありました。
はい、こちらの「黒滝」は落差4メートル、幅はおよそ30メートルの横長の滝で、一枚岩に水がすだれのように落ちる、町一番の景勝地なのです。
日本酒は米と水から造るんだけど、その米も水なくしてはありえません。
その酒造好適米、山田錦を育てる為の水を供給しているのが、こちらの「黒滝」なのです。
いうならば日本酒の母の母。日本酒は、
こちらの黒滝が無くては製造出来ないと言っても過言ではないでしょう。
そんな黒滝にも実は民話があって(ここから引用)
「万八狸とお万狐という民話が残っています。キツネとタヌキの化かし会いの話で、タヌキが田植えの時期を利用して自分の術で辺りを水田に変えたかに自慢したところ、負けたと思い込んだキツネは水田を荒らし村人にこらしめられてしまうというものです。万八狸はその後も滝つぼの岩の上で美しい娘となって糸車を回したり、小僧となって丸木橋を渡る人の手を引いたりして村人から感謝されました」だとさ。
それにしても、この日は日本晴れの晴天だったんだけど滝の一部が凍っているではないか!?
はい、そうなんです。
夜は冷え込みが激しくて日中は暖かい。そんな気候風土が日本一の山田錦を育てる自然環境となっているのです。(にしても滝が凍るか?普通?)
今回の黒滝を始点に、今回はかなり充実した旅が出来ました。
んでは次回も楽しみにしててねー!see you next time.バイバーイ、chu!
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