ロッテ日本一おそくもながらおめでとうございます。
中日の弱さと比較して、ロッテの強さの原因を考えたい。
大きく分けると3つだけ。
@バレンタイン監督・・・まずはここでしょう。あのサービス精神と、選手とファンの持ち上げ方、モチベーションの維持はさすが。技術論では無い。精神論だ。
で、落合は練習、練習の一通り、技術、肉体論はあるが、精神論が無い。
A若手の台頭・・・野手の成長だ。中日の同期の前田らが、ロッテの今江で、中日の同期の森岡、桜井らが、ロッテの西岡。
大阪のトリオである西岡(21歳、大阪桐蔭)、今江(22歳、PL)、サブロー(29、PL)と言う名門高校出身者だ。
また、2軍でも青野(22歳、樟南)、早坂(21歳、横浜商工)が打撃上位に出てきている。
初芝らの中心としたチームから脱皮、現在ではベテランとなった小阪、堀(36歳)らはピークを過ぎたが、福浦(30歳)、大塚(30歳)が台頭し、油がのっている。
また、外人補強も上手い。セラフィ二や、ベニー(当時、中日もマークしていたが見送り、ケビン・ミラーに裏切られた悪夢があった年だ=ウッズも同じ見送り横浜へ、韓国の実績を馬鹿にしている)、また、バレンタイン監督の情報からフランコを獲得、ロッテ(本部の韓国から)本社からは、アジア本塁打王の記録のイ・スンヨブも獲得、また、2軍にも韓国で2冠王のバスクチを獲得し層が厚い。
B5本柱の投手陣・・・外人のセラフィ二投手(11勝)は別格として、日本人で4本柱が10勝以上の二桁勝ち星。
清水投手(30歳、日大ー東芝)10勝と小野(30歳、御殿場西出)10勝を筆頭に、渡辺(29歳、国学院大ー新日鉄君津)15勝、小林(27歳、春日部共栄出)12勝と、自前で育成できた投手陣。最後に抑えで小林幹英(31歳、日体大ー東京ガス)が君臨している。
FAやらトレードでは先発にはいない。独自の手法だ。ここが阪神や巨人、中日といったセ・リーグとの違い。同じ釜の飯を若いうちから食った仲間意識が強い。途中入団は毛嫌いさせられるぐらいだ。
また、もう一人のルーキー・久保投手(松下)10勝した。松坂世代最後の成長株。
その松坂世代には、中日は誰も指名も無く、また育ってもいない。なぜあの当時嫌われたのか?
和田に断られ、他にはこの世代には、巨人の木佐貫、久保、といて、多田野は米国リーガーへ移籍してしまった。
また若手の久保以外にも、2軍では、加藤(27歳、日大)、浅間(21歳、敬愛学園)、手嶋(23歳、新日石)を獲得した。
全てが順調に育っている。昨年のドラフトでも、見事、竹原や大松の野手、久保と外れが無い。
外人も不良な中日・ドミンゴや、訳がわからない外人を連れてきても意味が無い。星野のツルが無くなったのか・・・。
野手も、順当に育っていて、スカウトの眼力、2軍の育成が上手い。投手も同じで自前で育てている。中日は投手は確かにいるが、松坂世代がいない事と、自前でも、高卒が少ない。大学や社会人に頼りすぎ。
中日も、一昨年と昨年こそ、佐藤、樋口と言う病人を獲得し大失態を犯したが、中田、鈴木、石井と戦力がととのっては来たが、高卒が今一育てられない。
今後、森岡、前田、中村(大学出)そして中川らの高卒野手の台頭を願うしかない。
と、投手を今年は多く獲得して欲しいかったが、残念。平田だった。木下も奪われ最悪。
となれば、大学・社会人で、投手と野手のバランスの良い獲得を願う。
吉見はどうなるか分からないが、斎藤や西川、小林、深田は獲得して欲しい。また、野手は新井は不明だが、藤井は良い選手。
とにかく高校生ドラフトは終わった。恐らく来年も堂上を1巡目で狙うだろう。
3巡目以下は、高卒投手ばかりで頼みたい。できれば左右1枚ずつ。
中日は今年、小笠原、中村あたりを補強するかいな?!兎に角、打てないし、守れない、先発が持たない。これでは優勝なんて無理ですわ。う〜む、横浜の牛島監督の方が良い目をしているなあ。

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