漢字の効果的な勉強方法について
(教室だより 第10号:2007.08/09合併号)
□「7歳から辞書を引いて頭をきたえる」という本(すばる舎)の著者である深谷圭助先生は、「辞書を引きながら、「答え」を探す面白さを知り、たくましく学んでいく。」と言っておられます。
□また、低学年の頃に、「問う心」が芽生え、さまざまな体験をしながらスポンジのごとく知識を吸収していくため、小1から辞書を引くことをこの本では薦めています。
□また、「辞書を引いても、決して十分な解説、説明がなされているわけではない。実はそこが重要なのです。こうした説明を手がかりにしながら、より深く追求をしていき、少しずつ「物事の本質」に近づいていく。その作業自体が、本当の学びとなるからです。」「このように本来、人間が持っている好奇心、探究心などを伸ばしていくことが家庭、学校の役割です。」と書かれています。
□アプロ算数学教室では、わからなかった漢字を
辞書で調べて3回以上練習してもらっています。やはり、やみくもに書く練習しても覚えられないと思いますので、
漢字の意味を理解すれば、知識として定着すると思います。
□得意にさせた我が家の秘策などについてご紹介したいと思います。
(ジャパンマシニスト、日経kids+9月号 より)
@親子で漢字を使って交換日記
A足し算方式(「読」は「言」+「売」のように)で覚える。
B知っている何かに結びつけられると、スラスラのみこめるようになる。
例えば、貝は「海で拾ったよね。」とか、「池」と「地」はへんが違うけで読みが同じだね。
C「本に夢中」が漢字好きに
D少女マンガも複雑な漢字が多く、読みに関して役立った。
E書き順、とめ、はらい等は、書道教室で自然に身につく。
F漢字の成り立ちから覚える。
例:口(くち)に玉を入れると大事なものゆえ「国」と、
口に木を入れると「困る」など。
G漢字が持つ意味を知る。例:「電気」、「電話」、「電池」
H漢字をアートで作り楽しく覚える。
(1)粘土文字:筆順を追いつつ、手を動かしながら文字の形を体感できる。
(2)チョキチョキ漢字:新聞や雑誌から知っている漢字を切り抜く。
(3)デザイン漢字:間違いやすい漢字を、毛糸や、綿、ビーズなどの素材を使って表現する。
*参考文献
・おそい、はやい、ひくい、たかいNo.34 「こうすれば身につく漢字」ジャパンマシニスト発行
・日経kids+ 2007年9月号

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