●私の算数学教室では、不定期に(以前は毎月発行)算数教室だよりを発行
してます!
算数のつまずく所とその対策、漢検合格体験記、暗算をサイコロで楽しく・・・など
いろんな話題を取り上げてきました。
今回は、第38号(2011年10月号)からの抜粋です。
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計算問題は一応できるが文章題となるとさっぱり・・・という声をよく聞きます。
■先日、「みかんがあります。けんたろうくんは、7こ食べました。あと、5このこっています。みかんはなんこありましたか?上記のような未知数を聞かれる問題ができません。」というご質問が、あるお母さんからありました。
■そこで、この対策として、未知数を聞かれる問題や、
掛け算か割り算か足し算か引き算かどれを使うのか、確かに文章を読んだだけ(頭の中だけで考えるだけ)では、子供にはわかりにくいと思いますが、
実際に「作業(食べる、描く、書く)」を通じて、つまり「手や体を動かして」理解するようにした方がいいと思います。
■抽象的な「英単語」を覚える時も、読むだけでなく、書いたり、声に出したり(音読)して体の「5官」を使って、お母さん方も勉強されたと思います。
■文章題が苦手な子供は、文章題は「英単語」のように抽象的でわかりにくいものとして見ていると思うのです。また、
生活体験(理解して吸収する力)が足りないゆえ、イメージも困難なように思います。
■したがって、この
「作業」を通して、「体験」として、だんだん頭にイメージができあがってくると思っています。
■文章題をやるときは、上記「作業」として、音読したり、実際に生活で体験させてみるとか、
絵や漫画を書いてやってみてください。
それでもどうしても理解できない場合は、
数学も暗記と言われるとおり、九九のように理屈ではなく、解法パターン(例えば、分ける・切るは割り算、合わせて・全部では足し算、残りは・違いは引き算というように
キーワードで連想する)を覚えてしまうのも1つの方法かもしれません。

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