★教室だより第39号(2011.12月号)より抜粋
□先生の仕事は、勉強を教えるのではなく、
褒(ほ)めて勉強のやる気
を起こさせ、
勉強のやり方を教えることだと思います。お父さん、
お母さんの役割も同じだと思います。
□およそ7年算数を教えていますが、その経験から言えることは、
「教えることは、教えないで学ばせることだ」ということです。
□「先生わからな〜い」と言う子供に、そばについて懇切に教える
と、そのときは何とかわかってくれても、次に来たときは、
スッカリ
忘れていることが多いですね。
なるべく教えないで、考えさせ、
やらせる。この方が結果はいいようです。
□そばについて教えると、
依頼心で、つい自分で考えないように
なるようです。
□勉強のやり方を教えるといいましたが、簡単に言えば、依
頼心を
なくして、自立心を養い、自分で考える心を持たせることだと
思います。当たり前といえば当たり前のことですが、自立心の
ある子供は成績がぐんとのびています。
□また、算数の「理解」というのは、
生徒が自分の足で階段を
登ることなのです。先生のできることは、ちょっとだけ押し
上げることでしかないのです。
□歩幅を超えた階段を無理に登らせても、無理に抱えて登っても
うまくいきません。
□アプロ算数学教室では、「
水道方式」をベースとしたスモール・
ステップのプリントを作って自分の力で階段が登れるよう、
検討・工夫してきました。
□最後に私の好きな、昔の人の名言集を紹介します。
□「同じ風でも、ある船は東に、他の船は西に進む。進む方向
を決めるのは風ではなく、帆のかけ方である。方向を決める
のは風ではなく、自分の心なのです。(ウイルコックス)」

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