「あるある」捏造またあった…今度は“レタスで催眠”
1月29日17時0分配信 夕刊フジ
関西テレビの情報番組「発掘!あるある大事典II」(フジテレビ系)のデータ捏造(ねつぞう)問題で、28日の生放送番組「スタ☆メン」が、21日に続いて冒頭で「あるある」問題について謝罪した。
打ち切りの経緯の説明に続き、関西テレビの千草宗一郎社長の会見を放送。さらに、「番組の本質にうそがあったということで、大変に責任の重い不祥事であったと考えています。視聴者の信頼を裏切るような内容の放送を行ったことを深くおわびします」などと、キー局フジテレビの謝罪コメントを読み上げた。
一方、同番組の前身「発掘!あるある大事典」で、レタスの催眠効果(平成10年10月25日放送)についても事実と異なる実験結果を紹介していたことが、関係者の話で分かった。
千葉科学大学の長村洋一教授(健康食品学)によると、スタッフの依頼でレタスジュースを与えたネズミ群と、水だけを与えたネズミ群による催眠効果の比較実験を実施。その結果、差がなかったにもかかわらず、おとなしくしていたネズミの映像が、別の研究者の「レタスには催眠効果のある成分が含まれている」とのコメントなどとともに使われた。
“味噌汁減量”も…「あるある大事典」ねつ造
1月29日17時0分配信 夕刊フジ
関西テレビの情報番組「発掘!あるある大事典II」(フジテレビ系)のデータ捏造(ねつぞう)問題で、みそ汁にダイエット効果があるとした昨年の放送でも、事実と異なる疑いがあることが29日、分かった。
関係者によると、昨年2月に放送されたのは「衝撃! 味噌汁でヤセる」。専門家としてテキサス工科大のキム・サンウー助教授に取材。キム助教授は、「味噌とダイエットについては知らない」と答えたが、「朝食にみそ汁をとることはダイエットに非常に効果的」と発言したように放送した。
関西テレビでは、29日午後、外部による調査委員会の現状報告を行う。
あるある大事典 「納豆ダイエット」はねつ造 関西テレビ
1月21日10時13分配信 毎日新聞
会見で報道陣の質問に厳しい表情で答える関西テレビの千草宗一郎社長=大阪市北区で20日午後5時59分、望月亮一写す
関西テレビ(大阪市北区)は20日、今月7日にフジテレビ系で全国放送したテレビ番組「発掘!あるある大事典2」で、事実とは異なる内容が含まれていたと発表した。「納豆を食べるとダイエットができる」との内容だったが、研究者のコメントや被験者の検査データをねつ造していた。同テレビは社内に調査委員会を設け、原因の究明を行うとともに過去の放送分についても検証を行い、番組を継続するかどうかを含めて検討する。また、21日午後9時から放送予定だった同番組は、テーマは納豆ではないが放送を休止し、後ろの番組の「スタメン」を1時間前倒しし、冒頭で一連の経緯を説明する。
同テレビによると、(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用(2)米の大学教授の発言の日本語訳の一部をねつ造(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつ食べた場合の比較で、被験者の血中イソフラボン濃度の結果をねつ造(5)被験者の血中のDHEA(ホルモンの一種)量検査のデータをねつ造、また、許可を得ずグラフを引用−−していたことが分かった。
千草宗一郎社長は「報道機関でもある放送局として、視聴者の信頼を裏切ることになった。誠に申し訳ない」と謝罪した。
同番組は関西テレビの社員2人と番組制作会社「日本テレワーク」の4人がプロデューサーを務め、テレワーク社の取締役1人がコンプライアンス(法令順守)担当者になっていた。実際の取材は孫請けを含む9チームの番組制作スタッフが行っていたが、どのチームが担当していたかについては「調査中」として明らかにしなかった。
今回の問題は、「週刊朝日」の取材をきっかけに同テレビが調査を行い、明らかになった。
健康ブームを背景に健康をテーマにした番組は増える傾向にある。「納豆」の回でも全国の小売店で一時納豆の売り切れが相次ぐなど、社会現象となった。そんな中で起こった今回の不祥事で、改めて放送倫理のあり方が問われそうだ。【北林靖彦】
ある意味今一番話題の番組ですね。
すでに打ち切りが決まってますけど、納豆のほかにも捏造あったみたいですね。

0