日本サッカー協会に代表選手の待遇改善を求めている日本プロサッカー選手会が22日、都内で会見し、J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(43)が代表戦のボイコットやストライキを切り札に交渉することに反対した。要求には賛同するが、サポーター置き去りの交渉には苦言を呈した。選手会は諸要求に対する協会側の回答を受けて今後の対応を決めるが、労働組合化を含めた方針決定の前に、足並みをそろえることに腐心することになりそうだ。
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カズが、熱き思いをぶちまけた。「個人的にスト、ボイコットはすべきではないと思っている。僕らは何があってもプレーをやめるべきではない」‐。今も本気で日本代表復帰を目指し、待遇改善を「自分の問題」として考えるが、3月の国際親善試合ボイコットを切り札に交渉を進めることには明確に反対した。
選手会は親善試合で最高約20万円の勝利給を、欧州並みの100万円程度に増額することを要求の一つにしている。勝利給はカズが日本代表で中心的役割を果たしていた98年フランスW杯予選当時からの問題。「時代の流れに合っていない。しつこく話し合うべき」と交渉には賛同する。だが「サポーターを置き去りにすべきではない。ストをちらつかせるのは良くない」とした。
強硬姿勢には、波紋が広がる。CSKAモスクワMF本田がビデオメッセージを寄せ「(代表報酬は)安い。日本での代表戦後にクラブで定位置が保証されない中でのボーナスとしては意欲が上がらない」と語ったように、海外組には深刻な問題。だが副会長を務める名古屋GK高木義成が22日付の自身のツイッターで「選手会副会長を辞めさせていただく事になりました。共感できない事が多過ぎる。誰の為の選手会か…」と発言するなど、幹部内でも意見の相違が露呈した。
清岡哲朗執行役員は「(高木の発言を)現在確認中でコメントは差し控えたい」としたが、代表とかかわらない大多数の選手が強硬姿勢を維持するのは困難なのが現状だ。
選手会は協会側の回答を待ち、選手の意見を調整しながら理事会で今後の方針を決める。だが、藤田俊哉会長も「現時点でボイコットは考えてない」と明言。多くの選手の思いを代弁しているカズの思いが、選手会の姿勢に与える影響は大きいはずだ。
デイリースポーツ 2010年12月23日 10:17
あくまで個人的な意見なのですが、僕としてはおおむね協会の意見に賛成かな。
代表ってのは誇りが一番の報酬なのではないでしょうか?
それに確かに勝利給は欧州に比べれば安いのかもしれませんが、比べることろが間違っている。
今は日本代表も昔みたいに人気ないし。
他の競技は自分でお金出して戦っている人もいるのに。
特に「ボイコット」をちらつかせたのが僕的には気に入らないなと。
小倉会長じゃないですけど、ボイコットしたい人はどうぞといったところです。
ただ協会の財政状態がわからないので、結局はなんとも言えないのですが。

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