茨城空港の開港を昨日のニュースは取り上げたが、概ね批判ばかり。うんざりする。
私は素直に98番目の空港を祝いたい。空港は高速道路のインターチェンジと同じである。たくさんあればあるほど価値が高まる。便利になる。高速道路は無線標識でつながった航空路、乗り降りするところが空港なのですから。今回の茨城−神戸路線だけでも、そのおかげで茨城県の人も神戸の人もこの空港で大いに助かる人がいるはずです。
赤字だとか、飛行機が飛ばないと 批判ばかりせずにマスコミは海外では空港がどのように利用されているかを自主的に取材して報道してほしい。空港の駐車場の天下り体質を取り上げるならば、もっと重要な駐機場を考えて欲しい。
15年前にアメリカを訪れて、びっくりしたのは、ほとんどの空港で大型機に混じって、ものすごい数の小型機が駐まっていることでした。日本にはそれがない。なぜなのか? 小型機保有・維持のコストが高すぎるからです。 私が訓練のためにアメリカで所有した4人乗りパイパー機は機体もパーツも工賃も検査などの維持費も、東京都内でメルセデスベンツのEクラスを購入して、駐車場代・整備代を支払うコストと同じぐらいでした。操縦免許も雲中飛行ができる計器証明まで取っても100万円前後でした。
日本にある98空港にそれぞれ小型機を500機ずつ無料で駐機することを許せば、日本で一気に49,000機の飛行機需要が出来上がると、私は思います。仮に、日本のメーカーが製造して、1機を2千万円で販売しても、9,800億円となる。(さらにその後10年も経てば、ベンツの中古と同じように数百万円で中古の飛行機が買えるようになる。)今ある空港を利用しやすくするだけで1兆円の需要がすぐに出来上がる。 これまで日本では小型機所有などごく一部の人にしかできなかったが、仮にアメリカ並みに維持費用が下がれば、新車ベンツを所有できるひとならば、だれでも4人乗りぐらいの飛行機ならば容易に所有できる。国土交通省が規制緩和ではなく、アメリカFAAの基準ですべてを許して、腹汚い天下り官僚が関わっている規制団体をなくせば良いだけである。現在の飛行機はフィートやインチが主体で、製造メーカーもほとんどがアメリカなどである。財団法人の関係者を食わせるための日本独自や追加の基準をすべて撤廃して、アメリカ基準FAA基準をそのまま許せば、良いわけだ。国が違うからとか、国民の安全確保とかナンセンスな言い訳は通らない。そもそも国民を守る最も重要な国防を日米安保に依存している国が、米軍の飛行機はアメリカ基準で飛び回っている。アメリカの基準だと危ないからなどとは。。。実際に、米軍の飛行機はフライングセンターのセスナ機を含めて軍用機もすべてアメリカ基準である。その飛行機が日本で飛び回っているのだから、その基準で安全に飛べないわけはないのである。
規制撤廃と今ある空港を利用するだけで、凄まじい経済効果が生まれるはずです。
そしてその小さな飛行機達は再び日本を航空大国にするための第一歩でもあるはずです。
良識のある使命感に溢れる官僚や行動力のある政治家に動いて欲しい。
ジャーナリストも空港の駐車場でだれが儲けているかと批判ばかりでなくて、海外の事例をもっと研究してもっともっと大きな問題を取り上げてほしい。
社長@久しぶりに飛行機操縦したいな〜モード

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