2007/1/18
横浜ベイスターズと産能大が提携、07年度から共同授業>
target="_blank" rel="nofollow">http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070115c3b1504a15.html
横浜ベイスターズ(横浜市、佐々木邦昭社長)と産業能率大学(神奈川県伊勢原市、原田雅顕学長)はスポーツビジネスを経営できる人材育成で業務提携した。共同で授業を開発するのが柱で、学生が2軍公式戦運営にもかかわるなど実践的な教育内容となる。ベイスターズとしては地域貢献を通じて県央地域のファンづくりも狙う。
実施する共同授業はベイスターズの2軍「湘南シーレックス」を教材として使う。大学教員や球団職員、シーレックスの監督・マネジャーが特別講師となるほか、教室で得た知識をシーレックスの公式戦で実際に体験して球団経営のノウハウを学ぶ。学生が提案した企画も活用して、試合の集客にも生かす。
4月から始まる2007年度に開講する。科目名は「スポーツ企画プロジェクト」。前後期通年で全13回実施、初年度の受講者は20人程度を見込む。
この記事は、2007年1月16日日経のものです。産業能率大学は、既に湘南ベルマーレとの提携実績があり、最近では、大学側がベルマーレに出資し、役員まで送り込んでいる。さらに、大学側が、ベルマーレのU-18選手の推薦入試による受け入れにまで発展している。
産業能率大学のキャンパスが、神奈川県伊勢原市にあり、ベルマーレの本拠地が平塚競技場という縁から2004年から業務提携を行っていた。湘南シーレックスは、湘南といっても、本拠地は横須賀スタジアムで、平塚球場は準本拠地。平塚球場では、公式戦を概ね月1試合開催(年間5〜10試合)している、そうだ。この準本拠地である平塚球場が、今回のプロジェクトの舞台となる。
そもそも、湘南シーレックスは、横浜ベイスターズが、2000年1月、二軍の独立採算化と、一軍との差別化を目的に、ファームに独自の球団名を採用したもの。同時にベイスターズ内に「シーレックス事業部」を開設し、若手選手の意識向上を促すとともに、観客へのサービス向上などを通じた地域密着を目指した。
ところが、シーレックス事業部は、地元を中心に独自のスポンサーを募るなど独立採算の道を探ってきたものの、毎年2億円前後の赤字を計上するなど採算割れを解消することができず、2004年に解散。球団営業部内の一部署となった。イースタン・リーグでの観客動員も1試合平均809人と低迷している。
イースタン・リーグで観客動員がトップだったのが、山形の楽天で1785人、次いで、川崎のジャイアンツ1748人、鎌ヶ谷の日本ハムが924人。つまり、シーレックスの観客動員力はイースタン・リーグで最下位。ヤクルトの戸田球場、西武の第二球場、ロッテの浦和球場は、球場にスタンドがなく無料のため問題外。
因みに、四国アイランドリーグの1試合平均の観客数が806人だから、シーレックスの方が3人ほど上回ったことにはなるが、四国でも愛媛と香川は1000人を超えている。シーレックスもNPBの端くれなのだから、独立リーグに負けているようじゃ困る。
そもそも、命名時から、なんで湘南を名乗りながら、本拠地が横須賀なのか、という疑問が呈されてきたので、この際、本拠地を平塚に移転したらどうだろう。問題になるのが、平塚球場は両翼が91mと狭く、設備も陳腐化していること。後は、プロジェクトに期待することにしよう。
産業能率大学HPhttp://www.sanno.ac.jp/new/20070115.html
http://www.sanno.ac.jp/new/20061005.html
横浜ベイスターズHPhttp://www.baystars.co.jp/newscolumn/detail.php?in_id=1147
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