2007/2/1
日韓シリーズを忘れてた
日韓シリーズ07年秋から隔年開催(2006年7月4日 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20060704-OHT1T00044.htm
日本と韓国プロ野球による「日韓シリーズ」が来秋から2年ごとに行われることになった。3日、プロ野球実行委員会で日本プロ野球機構(NPB)側から提案され、正式に承認された。07年11月中旬に5試合を実施。主催はNPB、読売新聞社となる予定。第2回大会は09年秋、韓国での開催を計画。日米野球同様、オールプロの選抜チームで臨む。
昨年の実行委員会で日韓シリーズが承認されたが、2007年11月というのは、11月11日までアジアシリーズを行い、11月26日からは台湾で北京オリンピックアジア予選が始まる。しかも、日本代表の集合が11月20日で、24,25日には壮行試合も予定されているという。NPB選手会の宮本会長は、「その間に5試合やるのは無理がある」「来オフの最重要な試合は五輪予選。日程的に難しいと感じている」と述べている。ただし、宮本会長「手の内を見せるデメリットはあるが、壮行試合が日韓戦ならまだ考えられる」と付け加えた。http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20061208-OHT1T00046.htm
WBC第1回大会の日本代表には、前年日本シリーズとアジアシリーズを制した千葉ロッテマリーンズから8選手が選ばれている。北京オリンピック日本代表もその時点で調子の良い選手を選出するとしていることから、日本シリーズ・アジアシリーズに進出したチームから大量に選ばれる公算が大きい。
また、日韓シリーズは、日本と韓国プロ野球の選抜チーム同士の試合となるが、多くの選手がオリンピック代表選手と重複した選出になると思われる。オリンピック日本代表以外で選抜チームを組んでも、日韓シリーズを行う意味がないし、興行的に期待できない。
日本シリーズ又はアジアシリーズに進出したチームの選手は選抜しないという方法もある。チームによっては、アジア予選までの1ヶ月以上実践から遠のく選手もいるので、場合によっては、実践練習の場としては有効かもしれない。しかし、大事なアジア予選の前に相手に手の内をさらすような試合を、強行日程の中で組み必要があるのだろうか。
ところで、そもそも日韓シリーズは、トップ選手同士による戦いであっても興行的に成り立つのか疑問視されている。以前、中日新聞が、日韓シリーズが主催したことがあるが、収益が上がらず取りやめになった経緯がある。
日韓シリーズは、昨年のWBCの盛り上がりのなかで、韓国が日本に2勝1敗で勝ち越しながら、準決勝で敗退したくやしさから、思いつきで出てきたような話であり、日程上も興行上も厳しいものがある。もし、実施するのであれば、2008年11月に2009年3月に予定されているWBC第2回大会を盛り上げる前哨戦として、実施したほうがよいのではないか。
韓国でやれば人が入るという話がありますが(いまの案でも、2009年秋は韓国で開催予定)、ドーム球場のない韓国の11月は寒くて試合できないんじゃないかな・・・。

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