ラグビー・ワールドカップ準々決勝の結果
6日(土)のラグビー・ワールドカップ準々決勝第1日目は、北半球の逆襲の日でした。予選プール1位を独占した南半球に対し、この日は、フランス・マルセイユで前回優勝のイングランドが、優勝候補のオーストラリアを「12−10」で破り、さらに大会ホスト国のフランスがウェールズ・カーディフで優勝候補筆頭のニュージーランド・オールブラックスを「20−18」で破った。これはまさに、南半球の油断と北半球の意地の結果のように見えます。
フランス対オールブラックスの戦評(サンスポ)「20−18」でフランスの勝利
前半を3―13で折り返したフランスは、後半に入って徐々にリズムをつかんだ。6分にPGで差を縮め、14分にフランカーのデュソトワールのトライ(ゴール)で同点。23分にトライを決められ13―18と再びリードを許したが、29分にCTBジョジオンが同点トライを奪い、SHエリサルドのゴールで逆転した。
イングランド対オーストラリアの戦評(サンスポ)「12−10」でイングランドの勝利1次リーグA組2位で前回覇者のイングランドがB組1位の豪州に12−10で競り勝ち、準決勝進出を決めた。イングランドは03年の前回大会決勝に続き豪州を破った。イングランドは前半を6−10で折り返したが、後半にSOジョニー・ウィルキンソンの2PGで逆転し、厳しい防御で反撃を許さなかった。
7日(日)の準々決勝2日目は、南アフリカとアルゼンチンが順当勝ち。結果だけ見るとどちらも結構接戦です。
南アフリカ対フィジー戦の戦評(サンスポ) 37−20で南アフリカの勝利
1次リーグA組1位の南アフリカがB組2位のフィジーを37−20で下して、2大会ぶりの準決勝進出を決めた。南アフリカは前半に2トライを挙げるなど13−3と優位に進めた。後半は相手の反撃にあって20−20と追いつかれたが、PGで勝ち越した後に2トライを加えて突き放した。
アルゼンチン対スコットランド戦の戦評(サンスポ) 19−13でアルゼンチンの勝利前半33分のトライなどで13−6とリードして折り返したアルゼンチンは、後半もPGとDGで手堅く加点。反撃を1トライに抑えて逃げ切った。
この結果、準決勝は10月14日(土)が英仏対決、15日(日)がアルゼンチン対南アフリカの南半球対決となりました。
それにしても、オーストラレイシア両国が揃って負けるとは思いませんでした。

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