【ブルーベリーの整枝剪定】
ブルーベリー樹の樹勢を維持し、連年、大きくて美味しい、品質の良い果実を実らせるための重要な作業です。
混みあった不要な枝を切除し、太陽光線が樹冠内部に射し込むようにし、風通しを良くし、病気や害虫の発生を抑え、栽培管理を容易にするための作業でもあります。
自根《エイボンブルー》(サザンハイブッシュ系)8年生を地掘りし、
根巻きした苗を、鉢植え前及び露地植え前に整枝剪定しました。
剪定前(紅葉)正面 【2011年12月4日撮影】
剪定前(落葉)正面 【2012年1月19日撮影】
剪定後 正面 【2012年1月19日撮影】
剪定後 背面 【2012年1月19日撮影】
剪定後 横面 【2012年1月19日撮影】
剪定前 正面上部 【2012年1月19日撮影】
剪定後 正面上部 【2012年1月19日撮影】
正面株元 【2012年1月19日撮影】
間引き剪定 【2012年1月19日撮影】
切り返し剪定 【2012年1月19日撮影】
込みあった枝の剪定 【2012年1月19日撮影】
内向枝の剪定 【2012年1月19日撮影】
剪定した枝の一部 【2012年1月19日撮影】
整枝剪定の方法及び対象となる枝
@新しい主軸枝を用意している場合は、生産力の弱くなった古い主軸枝を間引き剪定する。
A樹冠内部に太陽光線が投射するのを妨げている内向枝や込みあった枝。
B地際部から発生した細く弱いシュート(突発枝)は切除する。
C強いシュートは将来の主軸枝の予備として残し育てる。
D遠く離れたサッカー(ひこばえ、吸枝)は樹形を乱すので切除する。
E枯れ枝。遅く発生した秋芽の細く弱い枝。
F冬季に凍障害を受けた枝。
G地面に着くように下垂した枝。
H短い結果母枝(実が付く花芽を有する枝)細い結果母枝。
I間隔が狭く密生している結果母枝は間引く。
J花芽をたくさん付けて結果過多になる結果母枝は、摘蕾、摘花、摘果などはせず、剪定時に花芽の数を花芽の先端から1/2または1/3位切除し、大きく美味しい果実を付けるように、花芽数調整剪定をする。
※【整枝剪定】は、難しい作業ではありません。
今年の樹の成長や、果実をならす位置、大きさ、数量などを予想しながら行うと同時に、
将来の樹形や、樹勢の維持、美味しい果実の収穫などを念頭において行うと、剪定作業の楽しみは倍増します。
《エイボンブルー》の花
《エイボンブルー》の果実

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