写真は1月27日〜2月中旬にかけて剪定中に撮影しました
このブルーベリー畑は、北向きの石垣階段畑なので、
数日前に降った雪がまだ残っていました。
元々はラビットアイ系が主でしたが、
現在は、ノーザンハイブッシュ系の接ぎ木樹が最も多くなっています。
サザンハイブッシュ系も、接ぎ木苗は立派に育っていて、
ブルーベリー出荷の先鋒を務めています。
6月上旬より本格出荷できるので、果実の引き合いも強いです。
剪定後の【接ぎ木】ノーザンハイブッシュ系ブルーベリー樹
剪定後の【接ぎ木】ノーザンハイブッシュ系ブルーベリー樹
以前作っていたゴールドクレストを防風林として植えています。
剪定後の【接ぎ木】ノーザンハイブッシュ系ブルーベリー樹
剪定後の【接ぎ木】ノーザンハイブッシュ系ブルーベリー樹
ノーザンハイブッシュ系のメインはノーザンスパータンです。
粒揃いがよく、秀品率が高いので、出荷には最高に向いています。
接ぎ木苗で作れば、ノーザンスパータンは難しいと聞いていたのが信じられません。
接ぎ木苗ができる以前の話のようです。
チャンドラー果実が大きいだけではなく、樹勢が強く、豊産性です。
実が大きいことは
特に、直売所などで大変有利になります。
サザンハイブッシュ系で、際立って良いのはサミットの果実です。
樹勢、果形、ブルームの多い果皮の色、粒揃い、そして、味が素晴らしいです。
出荷時期的には、極早生の次の出荷になります。
早期の出荷には、甘くて美味しいサザンオニールや、ミスティが良いですね。
剪定後の【接ぎ木】ノーザンハイブッシュ系ブルーベリー樹
ラビットアイ系ティフブルー
保全農道からモノラックを使います。
手前の樹はT−100の若木です。
ギフト用や、大粒揃いの果実にはT−100が良いですね。
ブルーベリー畑 最上段
モノラックの上に伸びているのは、オレゴンブルーです。
ティフブルーより、樹勢、生育ともに良く、大粒で、甘みが多く、収量が大変多いです。
和歌山では生産者に人気が高く、
九州でも増産しているところがあります。
モノラックは、まだまだ上の枇杷畑へも続いています。
ラビットアイ系樹
剪定後の【接ぎ木】ノーザンハイブッシュ系樹
家里から車で10分くらいかかる山高い場所で、夏は暑いし、水もない、
こんな和歌山の温暖地でもハイブッシュ系ブルーベリーが立派に育っています。
灌水は、8、9月の干ばつ時、限界以前に、
トラックにタンクを積んで動噴を灌水仕様にして、
インチのホースで1本1本灌水して回ります。
時間がかかって大変ですが、味の良い果実ができます。

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